劇場公開日 2010年12月3日

  • 予告編を見る

キス&キル : インタビュー

2010年11月29日更新

キャサリン・ハイグル&アシュトン・カッチャー主演「キス&キル」が12月3日から公開される。失恋したばかりのジェン(ハイグル)は、両親と訪れたバカンス先で超ハンサムな男性スペンサー(カッチャー)と出会い結婚。幸せな生活をおくっていたが、あるときスペンサーが元CIAの凄腕スパイだったことが発覚する。彼の首にかけられた2000万ドルの懸賞金目当てに、静かな郊外の近隣住民たちが突如、マシンガンを抱え狙撃してくるが、果たして2人は逃げ切れるのか、そして結婚生活の行方は――?

新ロマコメ女王のキャサリン・ハイグル 「ハンサムなアシュトンに目が星状態だったわ」

画像1

メグ・ライアン、サンドラ・ブロック、ジェニファー・アニストンに次ぐ“新ロマンチックコメディの女王”として大活躍中のキャサリン・ハイグル。今作は、「男と女の不都合な真実」(2009)でコンビを組んだロバート・ルケティック監督との2度目のコラボレートとなる。ユニークな会話と、「007」をほうふつとさせる緊迫感が融合したそう快なアクションコメディだ。

「ロバートとまた一緒に仕事ができると思うと、本当にうれしかった。脚本を読んで、ありがちなロマンチックコメディではないところも気に入ったの。この映画は、素晴らしいロマンスと激しいアクションが混在していて、この2つの要素は最高の組み合わせだと思ったわ」

ロマンチックなリゾート地で運命の恋に落ちる2人
ロマンチックなリゾート地で運命の恋に落ちる2人

共演のカッチャーにとっては初のアクション映画。カッチャーは、クランクイン前に約2カ月間、イスラエルのマーシャルアーツやフィリピンスタイルのナイフ術などを訓練したほか、元CIA捜査官に話を聞くなど徹底的な役づくりで臨んだという。

「アシュトンはとても楽しい人。フランスで彼との最初のシーンを撮影したとき、彼をひと目見た私はまさに主人公ジェンと同じ、目が星状態だったわ(笑)。だって、アシュトンはものすごくハンサムだから。それに、とても魅力的で頭のいい人なの。彼を目の前にしたら、私も含めて女の子全員、顔が赤らんでしまうのよ。撮影が終わるまでずっと楽しかった。笑い合って、ジョークを言い合って、本当に楽しい時間を過ごしたわ」

これまで、等身大のヒロインを演じることが多かったハイグルだが、本作では震える手でピストルを構えたり、タイトスカートで壁を飛び越えたりと、世間知らずのお嬢さまだったジェンが生死を分ける非常事態に巻き込まれる様子をコミカルに演じている。

命を狙われ必死の逃亡劇を繰り広げる
命を狙われ必死の逃亡劇を繰り広げる

「私は特にアクションの準備はしなかった。ジェンは夫の正体さえ気づいていない女性だったから、私自身も何も準備しないほうが、効果があったの(笑)。速く走ったり、高くジャンプしたり、銃をうまく撃てたりしないほうがよかったのよ。だって、彼女はそういう人間じゃないから」

9歳のときにモデルデビューしたハイグルは、人気テレビシリーズ「グレイズ・アナトミー」で一気にブレイク。スクリーンに活躍の場を移してからは、ハリウッドで最も旬な主演女優のひとりとなった。

「昔から母のアドバイスに耳を傾けてきたわ。母とは事業パートナーでもあるし、20年間一緒にやってきたの。今でも最高の助言者だと思う。でも苦しんだり、うまくいかないときがあったのは確かね。その日暮らしをしていたこともあるわ。母はよく“恐怖心から判断するのはやめましょう”と言っていたの。作品を選ぶときに、怖がってはいけないわ。とにかくやってみなくては。それは映画界だけではなく、多くのことに当てはまると思う」

女優という仕事が大好きな仕事人間だと笑うが、ミュージシャンの夫ジョシュ・ケリーと養女ナンシーちゃんとの幸せな生活が、その原動力の源となっているようだ。

「家族とたくさんの時間を過ごしたいの。一緒に食事をとり、夜には娘を寝かしつけるのよ。映画の撮影が始まるとほとんどがロケだから、家から離れて過ごすことになるわ。でも、家族を連れて行けるのよ。それもこの仕事の素晴らしいところだわ。本当にやめなくてよかったと感謝しているの(笑)」

関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る
「キス&キル」の作品トップへ