劇場公開日 2011年9月23日

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「シラスじゃないのよ、プリースト」プリースト Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0シラスじゃないのよ、プリースト

2011年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

すっごい勘違いしてました。 青白いポール・ベタニーを見た瞬間、「『ダ・ヴィンチ…』続編か、シラスだな」と思ったのです。 違います! まったく違う、パワフル司祭 現る☆

何世紀にもわたり バンパイアと戦い続けていた人類は、高い防壁に囲まれ 教会の司祭たちが住民を支配する都市 ディストピアで暮らしていた。 教会の司祭で伝説の戦士と名高い プリーストにある日、兄とその家族がバンパイアに襲われたという一報がはいる。 バンパイアは絶滅したと主張する教会の制止を振り切って、プリーストは 街の外へ出てバンパイアを追う。

主人公・プリーストに ポール・ベタニー。 ジェニファー・コネリー夫くん、青白い顔の聖職者を演じさせたら 右に出る者はいないでしょう。 始まりに“3分間スタディ”のような部分があって、ストーリーに入っていくので(演技は良いのに) プリーストの心の揺れが イマイチつかみ難い。 でもでも、『ダ・ヴィンチ・コード』のシラスよりは 扱いも良いので 「よかったね、ポール」という感じです。

バンパイアに狙われる少女・ルーシーを演じた リリー・コリンズ。 可愛い~♡ 終始 怯えている演技 + 真っ白な衣装が純潔さを アピールしてました。 『しあわせの隠れ場所』でサンドラ・ブロックの娘役をしていた子です。

ルーシーを慕うヒックス保安官役に カム・ジガンディ。 今回は 皮ジャンにピストルホルダーとウエスタン・スタイルで セクシーな胸板は拝めません(ガックリ。。) ビビりだけどルーシーを助けたいと奮闘するヒックスを 好演。

プリーストと同じく 司祭・プリーステスを演じた マギー・Q。 『M:i:III』以来、あまり出演作を見ないなぁと思っていたのですが、今回は ナイス助演。 プリーストに想いを寄せているのも見え見えだけど 「我慢してます」ってところが 健気なプリーステス。 カッコいいです。

プリーストの仲間だったブラック・ハットに カール・アーバン。 『ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ』で 騎士団長・エオメルを演じていた彼です。 プレビューで見た時とは違った展開になっていて ちょっと複雑な気分になりましたが、まあまあ 誰かがやらないとね(ストーリーが進まない)。お疲れさま。

最近、進化系バンパイアは原型(人間の形)をとどめないのが増えてる気がします(『デイブレイカー』とか)。そして日向と日陰が分かりやすい廃墟や洞窟、砂漠などのロケーション。『ザ・ウォーカー』や『レギオン』を思い起こさせます。。 あ、そういえば『レギオン』もポールでしたね。 上記の作品が好きな方向きの 一本です。

Blue