劇場公開日 2010年5月22日

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「間違いなくB級ホラーの乗り」レギオン 流山の小地蔵さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5間違いなくB級ホラーの乗り

2010年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 間違いなくB級ホラーの乗り。小さな村を遮断し悪霊軍団が正体を現すまでの、能書きの時間が30分くらいあり、緩い展開にさいウトウトしてしまいました。とあるレストランのシーンになり、電話も通信、テレビもみんな繋がらなくという異変が生じて、何か変だぞと登場人物が騒ぎ始めてから、やっと目が覚めました。しかし、4つ足で歯をむき出して襲いかかる老婆のシーンがあまりにチープで、耐えきれなくなり映画館を脱出したしまったのです。
 宗教的イメージに期待していたのですが、B級ホラーの雰囲気たっぷりな画像にガッカリしました。

 但し本編で綴られているような、現在の奢れる人類に対する神々の間の意見対立はあるようです。こっちの世界や地上の預言研究者の書を紐解いていくと、裁き神たちは、根本的に人類の入れ替えを画策しているようです。彼らに言わせれば、地球の長い歴史の中で、文明が滅んだことは、一度や二度ではなく、日常茶飯事ではなかったか。だったら、全部ご破算にして最初からやり直した方が、てっとりばやいというのです。そして今回彼らが狙っているのは、地獄領域を一掃するため、地球霊界に現在所属する小地蔵たちも、一緒に追い出そうと企んでいるようなのです。でもハイそうですかと簡単に追い出されてなるのですか。魂修行の磁場となる霊域を失っては、何年もユダヤ民族のように放浪することになります。なので、小地蔵は願いを込めて、地上の皆さんの行方に幸あらんとお祈りしております。
 けれども状況は悪化しているようです。預言研究者によれば、ノストラダムスの予言は外れた訳ではなく、現在進行中なのだと語ります。その根拠として、「イランの核」を上げ、近い将来イスラエルとの核戦争は避けられないだろうと言うのです。極東では、中国が覇権主義をむき出しに、周辺諸国との武力衝突も辞さない構えになってきました。
 天変地異も激化していき、今後大洪水や温暖化と言われつつも大冷害など食糧危機に繋がる災害が勃発することを彼らは予想しています。
 さらに気になるのは、「NDM1」と名付けられた遺伝子を持つ、抗生物質が効かない新型細菌がすでに放たれていることです。

 日本もこのまま民主党政権が続けば、戦争に巻き込まれるか、中国の属国になることは確実でしょう。このまま行けば、2012年には、これらの預言が顕著となり、20年頃には枢軸国同志で覇権戦争が起こり、37年頃には元文明の終末を迎えるという恐怖の預言が成就しかねません。

 本作で登場するミカエルのような存在は、ひとりのスーパースターの様な天使ではなく、皆さんひとりひとりの心の力が、未来を変えていく力であると信じています。どうかもっと長~く小地蔵が地球霊域で地蔵見習いとして修行していけるよう、皆さんも応援してくださ~い。小地蔵は、地球を愛していますからね。

流山の小地蔵