劇場公開日 2010年11月20日

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「★ がっかりでした」行きずりの街 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5★ がっかりでした

2015年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

監督が煮えたぎるような男の骨太なドラマ作りには定評のある阪本順治だったので期待はしたのだが、結果は火の通りが悪く半熟状態になってしまったハードボイルドって感じだった。
だいたい主人公の仲村トオルからして生温い。
役柄がただの塾の講師だからって、ちょっとボコられ過ぎと違うか。
いつまで耐え忍び、いつ反撃に出るのかとこちらの欲求不満は募るばかり。
これってもしかしたら、任侠映画の黄金のパターンじゃない。
それともイケメンは殴られ、傷付いても爽やかさだけは失われないってことを実証してみせてくれてるのですか。そんなのはもうどこかよそでやってくれ!
小西真奈美も蝋人形のような表情の無さで、血が通っていないのかと心配したくなるほど。
脚本の丸山昇一と撮影の仙元誠三とのコンビと言えば、松田優作主演のハードボイルドの傑作『野獣死すべし』にトドメを刺しますね。
あゝ80年代東映アクション映画の精神(スピリット)は何処へ。

みつまる。
近大さんのコメント
2015年10月19日

以前見て、レビューも書いた筈なのに、すっかり内容忘れてました。
みつまるさんのレビューや自分のレビュー読み返して、そういやこんな話だったなぁ、と…。

近大