劇場公開日 2009年12月5日

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「この出会いはまさしく「コーリング ユー」」バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この出会いはまさしく「コーリング ユー」

2018年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

随分以前にレンタルで観ているはずだけど
あの怒りん坊のカフェの奥さんのことはざっくり忘れてました。(笑)

なんせ主人公のドイツ人のおばさんの印象が強くて
どうしてもそっちへ目が行きますが改めて観直して、
ああこの二人の映画だったんだ!感じました。

特に悲惨なことも衝撃的な事も無いのだけど
人生はふとした事でいかようにも転がってゆく。
その展開が可笑しくも奥深い〜

テーマ曲の「コーリング ユー」のように
出会いや幸運は呼ばなきゃダメ!なのかも〜〜

生き方をほんのちょっとだけ変えてみたい人や

平凡な日常からちょっとだけ違うものが観たい人にお勧めです。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

途中の展開からまるで「風水かい!」と
突っ込みたくなるように話は進むのだけど
人生や生き方も時には掃除と片付けが大事なんだろうな〜

主人公のドイツ人のおばさんは周りを少しづつ変えていくけど

おばさん自身もちょっとづつ変わっていく。

そのちょっとづつの表現が良い。
ちょっとづつが重なっていくことで

こんなに全部が変わるんだ!!そこがステキ!
これならもしかしたら私にも何かが訪れるかも?みたいな〜

怒りん坊奥さんにカフェを追い出される超ダメダメ亭主が
時々、遠くからカフェを眺めて
「おおブレンダ!」と呟くシーンが
何度かインサートされているのだけど
それがだんだん滑稽になってくる。(笑)

物を使った細かい振りも多いのでそこを見逃さずに
じっくり観てください。
じっくり観れば観るほど可笑しみと親しみの持てる
良い映画だと思いますよ。

★また観るなら?「三年後くらいにまた映画館で」
(自分がどう変わったを重ねながら〜)

星のナターシャ