劇場公開日 2009年11月21日

「この赤ちゃんのかわいさは反則!かわいすぎ!!」赤ちゃんと僕 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0この赤ちゃんのかわいさは反則!かわいすぎ!!

2009年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

あれっ、なんか予想と違う
まさか、ここまでコメディーだったとは・・・
でも、大笑いさせてもらったんですけどね(笑顔)

◇   ◇

プログラムの写真、
イントロダクションをみて、
もっと露骨に涙を誘いにくる作品かと思っていたんです。

ところがどっこい、
しゃべるはずのない
赤ちゃんに中年オジサンのアテレコがついている。

しかもこのアテレコが笑える。
そして、赤ちゃんの容姿とこの声の
ギャップが更に観客の笑い声を大きくさせるんです。

ネタバレを防ぐため2つだけ。

粉ミルクを拒否しながら
「母乳がいいよ~」と駄々をこねたり
男性主人公が必死に母乳をくれる女性を探し、
相手が美人のときは、大喜びするくせに、ブサイクな人だと
「この人はイヤだ~。これなら粉ミルクがいいよ~」とか泣いちゃったりする。

赤ちゃんの容姿とのギャップ。
この赤ちゃん、シャレにならないほどかわいい!!

しかも、これは編集のなせる技もあると思いますが、
表情演技が、ハイハイしかできない年のはずなのに完璧。
それは、ベテラン俳優顔負けの上手さ。リアクションで
笑いまでとっちゃうんですから、将来は末恐ろしいかぎりです。

ちなみに、韓国では今作上映後
「あの赤ちゃんは誰?」と問い合わせが殺到。
そりゃそうですよね。これだけかわいければ、聞きたくもなります。

他の出演者に失礼かもしれませんが、
この赤ちゃんを観るだけで十分に鑑賞代金のもとはとれます(キッパリ)。

◇   ◇

“ベイビー・コメディー”堅く表現するなら
“子育て青春人情喜劇”という感じでしょうか。

友情・恋愛・家族愛

とてもテンポよく、
そしてポップに色々な人の愛情を交えながら話しは進められます。

コメディーですから、
ほとんど先の展開は読めちゃうのですが、
約束事がお約束どおりに起きますから、笑わずにはいられない。

でも、笑いに笑わせておいて、
ラストは、韓流作品らしく、ホロッとくる場面も用意。
わたしも、映画関係者の思惑通り、眼をウルウルさせてしまいました(苦笑)

最後の最後は、
別になくても良かったと思うのですが、
「最後までコメディーに徹します」との意志の表れかもしれません。

☆彡     ☆彡

「赤ちゃんかわいい」を連発しましたが、
ヒロインのキム・ビョルさんもおかっぱ頭が似合っていてかわいかったです。
主人公のチャン・グンソクさんは、眉毛がりりしく、これまたイケメンでした。

キム・ジニョン監督
今作が映画デビュー作。
これまた赤ちゃんではないですが、
初監督でここまでやってしまうとは、将来が末恐ろしい。

”笑って明るい気持ちになりたいな”

そんなときに、お薦めしたい作品です(笑顔)

septaka