劇場公開日 2009年12月26日

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「「野ばら」の歌声、タンバリンのオジさん」海角七号 君想う、国境の南 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「野ばら」の歌声、タンバリンのオジさん

2011年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

幸せ

予告編で気になったレトロ調な映像、「野ばら」の歌声、それにも増してタンバリン振ってる面白そうなオジさん。でも台湾の歴史も今の姿も知らないしと二の足を踏んでたんですが。

観て良かったです。ごちゃごちゃしてて勢いがあって、楽しくて切なくて。60年前の追憶が全体の色調を調えてくれていて。いい映画でした。

ミュージシャンのファン・イーチェン主演、彼や中孝介の歌声、素晴らしかったです。でも、情けない顔でタンバリン振ってたボーじいさん、彼も主役級でしたよ。やっぱりね。
台湾語を母国語に日本語、中国語の時代を生き抜いて、飄々と自分の音楽をやってきたボーじいさんの野望…。かなりカッコいいです。拍手!です。

知子役の田中千絵もがんばってました。中国語の合間に日本語でボヤいてるの、そこだけすごーく理解できておかしかったです。外国語の中で聞こえる母国語の愛おしさ、何度も感じました。

グッドラック