劇場公開日 2010年1月9日

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「中国・韓国の調整に苦労したのかな・・・」ソフィーの復讐 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5中国・韓国の調整に苦労したのかな・・・

2010年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

『映画は映画だ』
ソ・ジソフが、あのチャン・ツィイーと共演。
さらに、中国NO1美女とも呼ばれている
ファン・ビンビンがチャン・ツィイーの恋敵役で出演。
しかも、どうやらラブコメらしい。

2009年8月中旬に
中国で上映されるのを知っていましたので、
日本での公開を待ちこがれておりました。

だから、上映を知るとすぐに前売券売場へ直行。
購入すると同時に特典でクリアファイルをもらっちゃいました。
もちろんPCの机上に今も飾ってありますよ(笑顔)

☆彡     ☆彡

こりゃ、役者目当てじゃないとキツイな
だって、コメディーなのに笑えたシーン少なかったんだもん(苦笑)

2009年12月下旬。
中国人女優で2009年費用対効果の
悪かった女優さんがWebに掲載されていました。

2人か3人名前が挙がっていたと思うのですが、
その中に、ファン・ビンビンの名前もありました。

「大人気女優なのに、この結果は意外」

フォローしてありましたが、ということは、
今作、中国では2009年に公開されていますが、
リーフレットには「上映第1週目に第1位を記録」。

記載があったものの、1週目以降は振るわなかったんだろうな、と予想していました。

だから鑑賞前も、ストーリーに対しては、過度な期待はせず、
つまんなくても3人が観られたらそれでいいや、と気持ちの中に
予防線を張っていました。結果、惜しいかな、その通りになっちゃいました(苦笑)

それでも、うしろの席のおばちゃん
「いつも、ドロドロしたやつばかりだから、たまにはいいわ。
 さぁ、韓国行くよ、韓国」とニコニコしていました。

ふと顔を上げて見回すと、おばちゃんだらけ。
どっかの、○流シネマフェスティバルと客層もろかぶり。
おそらく、ソ・ジソフさん目当ての人ばかりだったのでしょう。

◇   ◇

結婚目前に自分を振った男を
現在の彼女から奪い返し、今度は自分から彼を振って復讐しようとする

ストーリーをざっと表すと、こんな感じ。
これを、アニメも交えながら、コミカルに描いていきます。

クスクスと笑いかけるシーンはあったのですが、
笑わせにきているのが、表情演技などから露骨すぎて爆発しない。

結局、映画館が静かだったので、カラダを座席でよじって
我慢をしましたが、家なら絶対に爆笑したのは1ヶ所だけ
(ネタバレ防止のためではなく、本当に1ヶ所しかなかった)。

大好きなファン・ビンビン(大スター女優役)
ドラマ撮影豪華絢爛宮廷衣装のままで、チャン・ツィイーが
主催するパーティーに登場。その格好を見たチャン・ツィイーの友人がボソッと一言。

「なに?きょうハロウィン??」

表情、口調、間。3拍子完璧にそろっていましたので、
笑いをこらえるのは、かなりキツカッタです(苦笑)

ラストシーン。
今作、中国・韓国合作なんです。

韓国マーケットを強く意識したのかなぁ、と。
中国マーケットのみであれば、おそらく、今作
そのもののラストシーンが違ってきたはずです。

終わりそうなところで終わらない

韓国映画の醍醐味でもあるんですが
想像もできないサプライズが多いんです。
そこで一気に落涙した回数は数え切れません。

でも、今作生粋じゃないですよね。だから、
確かに、すんごく幸せな気持ちになって、
エンドロールを迎えられるのですが、
物足りなさがあるのは否めず。

ココに関しては、面白さだけでなく
ビジネスも絡むだけに、難しいところなんでしょうね。

☆彡     ☆彡

わたしは、
ソ・ジソフ、チャン・ツィイー、ファン・ビンビン
完璧に役者目当てで来ましたので、満足できました。

ソ・ジソフ、中国語のセリフ流暢でした。
チャン・ツィイー、今回は初プロデューサー業が大変すぎたかな。
ファン・ビンビン、ラストのナチュラルメイクが一番きれいでした。
作中のセリフ「整形」に敏感に反応をしてしまったのは私だけでしょうか。

役者目当ての方にはお薦めできますが、それ以外の人には・・・。
まぁ、あんまり力入れて宣伝していませんし、役者目当てじゃなきゃ来ないか(苦笑)

septaka