「ベストカップル賞受賞??」てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ベストカップル賞受賞??

2010年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

うん、予想通りイイ映画だったね
キャスティングで決まったかな(笑顔)

「泣ける映画だったね」
上映終了後の御年配夫婦の会話。

私はというと、珍しく落涙なし。
だって、良質な感動話でなければ
映画化されるわけがないわけでして、
観るこちらも自然とハードルは上がりますよね。

パンフを事前に読んだ時点で
星4個以上の期待をしていましたから、
星4個の期待通りであれば、サプライズが
無いぶん、良い意味で感涙までは行かないものです(笑顔)

◇   ◇

岡村さん、松雪さん。

この2人を夫婦にキャスティングした時点で
成功の9割は決まったのではないでしょうか。

本当にありそうな夫婦だと現実味がありすぎて
逆に違和感が出てしまったりするものですが、
この2人って、嘘と本当の丁度境目のような
夫婦に映るんですよ。いそうでいないって言うんですか、
だからこの2人がスクリーンに映るだけでなんかファンタジーっぽく
感じさせられてしまうんです。なんか観ているだけで心が温かくなるというか
まるで沖縄の美しいサンゴ礁を海中で観ているような気持ちにさせられてしまう。

・話しは感動実話ベース
・キャスティングはパーフェクト
・監督とキャストの信頼関係もバッチリ

この3つの条件が揃えば、
よっぽど下手を打たないかぎり
つまらない作品になりようがありませんからね。

☆彡     ☆彡

“好きこそものの上手なれ”

“一人で観る夢はただの夢
みんなで見る夢はいつか現実となる“

好きなことわざと、
どなたかが本に書かれていた私の大好きな言葉ですが、
まさに、今作にピッタリな言葉ではないでしょうか。

サンゴ礁の白化現象は
報道などで耳にしていましたが、
今作を観るまで沖縄では起きていないと思っていました。

沖縄は人の手がはいらず美しい自然が守られている

そう信じていましたから。
ここにまで開発の手が伸びていようとは。
正直、この厳しい現実にはショックを受けました。

“海とサンゴと小さな奇跡”

夢をあきらめないこと
夢を信じ続ければ叶うこと

忘れかけていた
あきらめかけていた
キラキラと輝く笑顔と宝物が
ギッシリ詰め込まれた作品です。

俳優岡村隆史さんと健気に支える松雪泰子さん。
ベストカップル賞でも贈られるんじゃないかくらいに
息もピッタリでお似合いな夫婦の姿を是非ご堪能くださいませ(笑顔)

septaka