劇場公開日 2010年5月28日

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「ジェマ・アータートンが勝ち気な王女として、魅力的に描かれる。」プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂 aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ジェマ・アータートンが勝ち気な王女として、魅力的に描かれる。

2010年5月28日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

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原案はPCやPS2などのゲームだという。

古代ペルシャ王国の大軍は、聖なる都アラムートに侵攻しようとしていた。
もともとは孤児で、国王に見いだされて王家に迎えられていた三男のダスタン王子の活躍で攻め落とすことに成功したが、祝宴の席でペルシャ国王が暗殺され、ダスタンが犯人として追われる羽目になる。
長兄が妃にしようとしていたアラムートのタミーナ王女がなぜか彼に協力して、二人の逃避行がはじまる。
タミーナ王女の狙いは、ダスタンが戦利品として所持していたガラスの柄の短剣だった。
それには時を操る力と世界を滅ぼす力が秘められていたのだ。

『タイタンの戦い』では存在感の薄かったジェマ・アータートンが勝ち気な王女として、魅力的に描かれる。
お互いに信頼はせず、相手を出し抜こうとしての道中は波乱万丈。

巨大な城壁に取り囲まれ、延々と続く石造りの市街を縦横無尽に駆け巡るアクションは、ゲームを実写化したよう。
街を出た後も、盗賊や「影の軍団」のような暗殺集団との間で派手な立ち回りを演じ、あきずに見られる。

今作は、シェイクスピアの悲劇「ハムレット」のような王位をめぐる対立と復讐の物語なのだが、やはり、ディズニー映画なので、話をそつなくまとめ、最後はハッピーエンドで幕を閉じます。

aotokage