劇場公開日 2009年5月16日

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「ロックな歌舞伎」ゲキ×シネ「五右衛門ロック」 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ロックな歌舞伎

2020年6月22日
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鑑賞方法:映画館

ゲキ×シネ最新作『けむりの軍団』公開記念セレクション上映ということで、「五右衛門シリーズ」3作を連続上映。ふふ、4週間通うことになるぜ。出費もかさむが、がんばるぞい。

まずは2008年上演の今作、やはり演者のみなさん若い。中でも森山未來がかわいい。当時23歳、動きがとにかくキレてるし、元気いっぱい。タップダンスまで踊っていた。さすが6歳からやってただけあって、うますぎ。そして、この時からすでにマントのひるがえりが美しい。私、森山未來のマントになりたい。

あと、カビラさんがノリノリだった。カビラさんもけっこうマントがひるがえってたけど、短かったからなあ、ちょっと物足りないのね。でも、大変ご活躍されてた。

お笑い担当は橋本じゅんと濱田マリ。なかなか微笑ましいコンビ。高田聖子は歌唱の巧さが光る。松雪泰子は不二子ちゃんポジション、脚線美がステキ。江口洋介が舞台やるの珍しい〜と思ったが、ギター弾き語りがめっちゃ楽しそうだった。北大路欣也はさすがの重厚感、いるだけで圧がある。

温和な先住民たちの雰囲気が、なんとなくミッドサマー感があった(こわいから見てないが)。白くはなかったけど、服装の感じが似てるような?

バンドのみなさんが裃っぽい飾り付けて、黒御簾の中で演奏していた。音楽がロックというだけで、演出は歌舞伎の形式。題材は時代物なのに照明や音響などは最先端、というのがまたよい。ザッツ・エンタメ! 次の作品が楽しみだ。

ぷにゃぷにゃ