劇場公開日 2009年6月6日

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「フランク・ミラーの新感覚、されど心に響かず」ザ・スピリット カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5フランク・ミラーの新感覚、されど心に響かず

2009年5月31日
鑑賞方法:試写会

知的

難しい

一度死んだ筈なのに、
不死身の身体を手に入れたスピリット(ガブリエル・マクト)、
自分の存在証明をかけ、宿敵オクトパス(サミュエル・ジャクソン)に
向っていき、その戦いの過程で自分の過去を思い出していくという、
一応のお話はあるのですが、
ストーリーをロジカルに把握する左脳で観るタイプの人間には、
少し辛い展開です。
原作はアメコミ界の大御所ウィル・アイズナーのコミックと
ありますから、アメリカンなライト感覚で楽しむ
作品なのでしょうね。あるいは、ビジュアルを右脳で
感覚的に楽しむ作品だと思います。
その為に数人の美女を用意してくれています、
私にわかった美女はサラ・ポールソン、
彼女は慎み深い淑女役を演じていました。
悪くて美しくてエロイ女は、エバ・メンデスです。
スカーレット・ヨハンソンはお遊びで出たような
コケテッシュな感じの役どころでした。

この作品を観て、
私は左脳で観るタイプの人間だという事を再認識できました。

カサキショー