劇場公開日 2010年1月30日

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「家族って厄介なもの… 笑福亭鶴瓶が見事に体現」おとうと 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5家族って厄介なもの… 笑福亭鶴瓶が見事に体現

2021年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

山田洋次監督にとって、2010年当時、久しぶりに製作する現代劇となった。
吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じるというのも、大きな話題になったことを記憶している。
公開前に鶴瓶、加瀬亮をインタビューしたが、当然ながら「家族」の話題について話すことが多かった。山田監督も口にしていたが、「家族って本当に厄介なもの。それも含めて家族だから」と。
そしてそれをそのまま体現してみせたのが鶴瓶だった。
一家にひとりは…とまでは言わないが、筆者の祖父はだいぶ暴れん坊だった。
観ると、親族の誰かを思い出さずにはいられなくなる作品である。

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大塚史貴