宮女(クンニョ)

劇場公開日:

宮女(クンニョ)

解説

「韓流シネマ・フェスティバル2008ラブ&ヒューマン」上映作品。李氏朝鮮時代の宮廷を舞台に、宮に仕える女官の謎の死をめぐる時代劇サスペンス。「銭の戦争」のパク・チニ、「連理の枝」のソ・ヨンヒほか、豪華女優陣が競演。李氏朝鮮・第19代国王スクジョンの治世下、側室ヒビンが王の子を妊娠し、ヒビン付きの宮女ウォルヨンが首吊り死体で発見される。上官たちは宮女の自殺として事を収めようとするが、女医のチョンリョンは殺人事件として捜査を始める。

2007年製作/112分/韓国
原題:Shadows in the Palace
配給:エスピーオー
劇場公開日:2008年10月18日

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映画レビュー

2.0韓国の大奥

2020年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「宮女として宮廷に入ったら生きては出られない」なんて大奥と一緒かな?と思っていたら「貞節を守れなかった宮女は絞首刑に処す」だなんて、残酷なほど狭い世界なんだな。

 第一発見者でもある隣室のジョンニョルは咄嗟に装飾品を盗んだために亡霊?に苛まれ、その宝石を飲み込んで大変なことになった。そしてパク医女(誰?)も死に、ウォルヨンの同室で口のきけない宮女オクチンも・・・

 あらすじだけ聞いても犯人はわかりそうなもの。そんな単純なストーリーなのに、ヒビンを何も知らない善良な側室として描くものだから、観客を混乱させ、しかも残虐な拷問シーンやホラータッチの映像によって肉づけしようとした作品。しかも、ちょっとおかしいだろ!といったエピソードもあったりする。犯人側にとってはやっかいなチョンリョンであるはずなのに、側室侍女の態度がおかしかったり、男に追いかけられるチョンリョンを誰も疑わなかったりで・・・一番の問題はチョンリョン自身が妊娠経験ありということだろうか。シーン一つ一つが女優の顔をはっきりさせないことが多く、誰だかわかんないというのも難点(俺だけ?)。

 ストーリーは眉唾だけど、宮中の残酷さという点ではかなり満足。特に“粛清の儀式”なんてのは凄すぎる。

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kossy