ホームレスが中学生

劇場公開日:

ホームレスが中学生

解説

義務教育を受けていなかったホームレスの中年男性が、中学校に転校してくる騒動を描いた異色作。監督は「ガチバン」の城定秀夫、主演に現役ホームレスのうつのみや八郎、共演に「マリと子犬の物語」の蛭子能収、「愛の流刑地」の阿藤快ら。とある中学に、須崎という中年男性のホームレスが転校してくる。生徒たちは不潔な須崎を避けたが、映研の生徒たちはホームレスを密着取材しようと須崎に近づくが……。

2008年製作/75分/日本
配給:ジョリー・ロジャー
劇場公開日:2008年10月25日

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(C)2008「ホームレスが中学生」製作委員会

映画レビュー

4.0ホームレスをモチーフにしつつ、「映画」を描いた映画

2024年3月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ずっと観たかったのに、観られなかった作品と、配信で出会える幸せ。いい世の中になりました。

低予算で、撮影日数も短いと思われる作品ですが、心をギュッとつかまれるシーンがいくつもあります。

まず、出てくる中学生が等身大です。しょうもないし、悪いこともしますが、きちんと純粋なところがリアルで、でもやっぱりアホで、共感しかありません。

それから、この作品はホームレスをモチーフにしてますが、自分は「映画」を描いた映画だと思いました。
というのも、モチーフに対して、城定秀夫は、映画監督としてどういうスタンスをとりたいと考えているのかが、中学生たちのホームレスとの関わり方の変化、そして劇中映画で中学生たちに語らせた言葉でよく表現されていました。
最近観た別の映画で、ショッキングなモチーフをことさらショッキングに取り上げながら、自分は全く別の地平に立ってただ眺めていることを客観的視点と思い込んでいるように見えるふざけた作品にいくつも出会いました。その度にモヤモヤと怒りを覚えていましたが、この映画には心が洗われました。

城定秀夫の作品には、他人が見せる人間の業の部分を「しょうがねぇなぁ」と言いながら、「でも、俺もしょうもねぇんだよなぁ」と許していく緩さが感じとれて好きなのですが、この作品もまさにそうでした。
彼は、映画が本当に好きで、映画を信じているんだなということが伝わってくる良作でした。

90分以下で観られるので、タイトルのおふざけで切り捨てず、是非観てみて欲しいと思います。

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sow_miya

5.0ホームレスが中学生

2021年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

全てにポンコツ感があり

ほっこり

楽しい映画でした。

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m@_@m

3.5パロディではなくてオリジナル作品。 ホームレスのおじさんが転校して...

2020年10月25日
スマートフォンから投稿

パロディではなくてオリジナル作品。
ホームレスのおじさんが転校してきたことで巻き起こる学園ドラマ。映画研究会の3人が積極的に手伝いしたり、一緒に残飯料理つくったりしながら映画撮る。真面目なストーリーだし良き青春もの。親を説得して上映会するシーンがとても良い。
最後に「たのしかったよ」とセリフを残して、どっかいっちゃう。風の又三郎。

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collectible

3.0面白い

2011年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

企画先行なのに充実作。本家『ホームレス中学生』が忘れ去られてもこっちは残る。もっと見られるべき作品。

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古泉智浩

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