劇場公開日 2009年6月27日

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「幸せな愛ってないの???」それでも恋するバルセロナ 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5幸せな愛ってないの???

2010年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ウディ・アレンは三人三様の愛の形を見せてくれたが、どの愛も幸せじゃないのが気になった。ヴィッキーは奔放な愛にあこがれ、一時は満足感に浸ったけれど、結局何か違うと思って脱け出しちゃうし、マリアの愛は深く理解しあいながら、互いを傷つけずにはいられない破滅的な愛。クリスティーナの愛は、不安はないが、熱いものがなく物足りなさが感じられる。そんな3人から愛されてしまうファン。演じるハビエルはうらやましい役柄だが、フェロモンは感じられるけれど、私にはどうしても「ノーカントリー」のこわ~い殺人者のイメージが抜けきらなくて、魅力が感じられなかった。もう亡くなったが、スペイン人だったら、フラメンコ・ダンサーで映画「カルメン」他にも出ているアントニオ・ガデスだったら、納得なのだが・・・ ガウディの建物は前々から実物を見てみたいと思っていたが、バルセロナに行ってみたくなった。そして、私は安定した愛でも内側に情熱を秘めた愛を追及していきたいと思った。

瑞