劇場公開日 2009年6月27日

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「ジウリア・イ・ロス・テラリーニが歌う“バルセロナ”だけが耳に残る」それでも恋するバルセロナ マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ジウリア・イ・ロス・テラリーニが歌う“バルセロナ”だけが耳に残る

2009年7月1日
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

どうということのない恋物語である。いまどき、この程度の三角関係や四角関係、そして同性愛ごときに魅了される人がいるのか?
女優3名による演技優勝決定戦は、まずスカーレット・ヨハンセンが棒立ちのままレベッカ・ホールに押し出される。そして、毒気の強い横綱ペネロペ・クルスがレベッカを難なく上手投げで堂々の優勝。土俵に取り残されたのは、色男の行司ハビエル・バルデムただ一人。想定外の恋なんてどこにもありゃしない。4人とも元の生活に戻っていくだけ。
ウッディ・アレンは、愛弟子を可愛がりつつも、たった一人の横綱に振り回される○○協会の理事長か? もっと熱い采配を期待したが何もなし。打ち出しのジウリア・イ・ロス・テラリーニが歌う“バルセロナ”だけが耳に残る。
スポーツ新聞の見出しよろしく巧かったのが邦題「それでも恋するバルセロナ」。原題よりもそそられるタイトルではないか。

マスター@だんだん