劇場公開日 2010年9月25日

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メッセージ そして、愛が残るのレビュー・感想・評価

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3.0幻想的な雰囲気と残酷さが共存する映画

2020年11月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

3.0☆☆☆ ※ 鑑賞直後のメモから 冒頭のシーンが実にショッキング。思...

2018年1月6日
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☆☆☆

※ 鑑賞直後のメモから

冒頭のシーンが実にショッキング。思わず「あつ!」と声をかけ上げてしまった。
生き残った主人公に、謎の男ジョン・マルコビッチが近づいてくる。
興味深い内容だったのだが、絶えず「何故!どうして!」等の疑問点が頭をもたげて来る。
エンディングもどこか唐突に感じた。主題自体は面白いのですが…。

2010年10月17日 TOHOシネマズ/シャンテシネ3

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松井の天井直撃ホームラン

4.5メッセージそのもの

2017年7月11日
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死というものが、身近に感じられた作品。
現実と非現実、やさしさと残酷さ、喜びと悲しみなど、いろんな要素がつまった映画でした。
自分なりにメッセージを受け止められたと思います。

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はる

3.5水平線で船が消えるのを見たことある?

2013年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

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shimo

3.0生と死の境界を乗り越えていくプロセス

2011年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

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k.mori

4.0皮肉エンターテイメント

2011年4月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

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ダックス奮闘{ふんとう}

3.0生と死を考える時間をもらえる

2010年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

生とは何か、死とは何かを問う作品だが、語りべの役がドクター・ケイだ。ジョン・マルコヴィッチの低く抑えた語り口は、観る者に生と死が持つ意味を考える時間を与える。
自分の死期を悟ったネイサンを演じるロマン・デュリスは、やり手の弁護士というインテリジェンスな部分を醸し出しつつ、死への恐怖に怯え、やがて残された時間を有意義なものにしようとする心の葛藤を繊細に表現している。
そのネイサンの別れた妻クレアは、映画の前半、あまり目立った存在ではないのだが、徐々にその存在感を出しものの見事に昇華する。その透き通るような美しさと聡明感を、「ハート・ロッカー」でちょっと見だけだったエヴァンジェリン・リリーという女優が好演。
ストーリーそのものはシンプルなだけに、この3人の好演がなければ人の内面を描く今作は成り立たない。
ネイサンとクレアの結びつきは、冒頭の当時10才と7才だったふたりに遡る。まるで輪廻転生のようだ。生と死は、出会いと別れでもある。人には犬や猫と違い死後の世界が存在するという考えは人間の驕りだが、死後の世界を想像できるのは人間の特権だ。この作品は、死を正面から捉え、考えることができるからこそ生まれた作品だ。
映像も綺麗だが、アレクサンドル・デスプラによる音楽が印象に残る。
ネイサンとクレアの間にはもうひとり娘がいる。父母の離婚が影を落とすが、母親譲りの聡明さを持ち理知的だ。彼女の描く絵は次世代に続く能力を予感させる。

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マスター@だんだん

5.0この秋、一番の感動する作品としてお勧めします。

2010年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 この秋、一番の感動する作品としてお勧めします。
 とにかくスローモーションを多用した映像が素晴らしく、登場人物の深い哀しみや優しい気持ちをよく表現していました。
 試写会のゲストは、何と西城秀樹。何で彼がと思ったら、かつて脳梗塞を患い、死にかけた経験があったので、本作を人ごとと思えないで、魅入ってしまったことがきっかけであるとか。
 1回目では、本作で次々登場人物が突然の死を迎えるので、怖い映画だと感じたそうです。しかし、もう一回見たら、死と直面することで生きる喜びに気付かせいてくれる作品だと分かり、作品の奥に潜んでいる優しさに触れることが出来たそうです。
 『最高の人生の見つけ方』など、『死』に直面する作品が次々作られるのは、それだけ逆に多くの人が日頃、死を意識していないことの反映ではないでしょうか。こういう作品で、自らの死に直面させると、しみじみ考えさせられるところが大きいですよね。

 小地蔵も、とある禅宗の老師さま教えていただいた『大死一番』という言葉を思いだしてしまいした。それは、いまここで死ぬことになったら、何が大切だと思えるか考えてみろという教えです。
 人は、往々にして何かにこだわりすぎて、大切なことが見えなくなり、判断に苦しみがちなんですね。それを一度リセットするとき、自らの人生を貫くかけがえのないもののプライオリーが喝破できるように変われると思うのです。それが『死』なんですね。
 それはゲストの秀樹も同じことを言ってましたが、死を覚悟したとき、何を思ったかというと、これまでお世話になってきたり、ご迷惑ばかりかけてきた家族への感謝だったそうです
 本作で描かれる『もし今死んだら』という問題提起は、『大死一番』と同様に苦悩を抱える現代の多くの人々に、何が大切なんだという「一転語」を考えさせてくれることでしょう。

【ここからネタバレ】
 まず冒頭からショッキングなシーンではじまります。湖のほとりで遊んでいた小さな少年と少女。何気ない始まりですが実は、ラストに繋がる重要なシーンでした。
 少女が湖に転落したので助けを呼ぼうと少年は、車道に駆け出しますが、慌てていたため車に惹かれて死んでしまいます。
 ここからの展開は、アニメ映画『カラフル』にとても似てきます。
 肉体を離れた少年は、ガイドスピリットらしき導き手に、魂が自由になった歓びを語ります。しかし、人生を約束しあった女性の存在が、少年の魂をこの世に引き戻したのでした。

 やがてネイサンという少年は、成人しニューヨークの敏腕弁護士として活躍していました。最愛の妻クレアと娘のトレイシーとは、幼い子を突然亡くしたことで、けんかとなり離婚していたのです。
 そんなネイサンに、大病院の院長をしているケイという男が訪ねてきて、重大なことが起きるので、話を聞いてくれというのです。しかし、相手が地位のある人間としても、アポなしで突然言われては、素直に話を聞こうとしません。弁護士という職業は、素直に人の話を受け付けられない、疑い深い人種なのですね。
 ケイは、ネイサンの身辺で、次々と人の死を的中させ、疑い深いネイサンに自分の死期が迫っていることを覚悟させていきます。この展開が、凄く巧みです。ケイの予言を外してやろうと自分の友人の危機を救ったやったつもりが、友人に関わったばかりに逆に死に追いやってしまう結果となってしまいました。落胆したネイサンは、ケイのメッセージから誰も逃れ慣れないということを、したたかに覚悟させられたのです。
 このときのケイの正体を探ろうとするネイサンの視線に沿って場面が展開する構成もよかったです。そしてケイを演じるマルコヴィッチの無表情さが何とも不気味で、死に神ではないかと思わせるほどでした。

 死を覚悟したネイサンは、多忙な弁護士の仕事を放棄してまで、残りの人生を家族とともに生きようとします。
 まず妻のクレアに心から詫びました。忙しさにかまけて、自分の都合でしか、物事を考えられなくなっていたのです。息子が死んだことも医者やクレアのせいするばかり。しかし  死を受け入れた瞬間、自分のことしか考えらなかったネイサンに、大切な人と寄り添おうとした気持ちが芽生えたのです。演出で、優れているのは、ネイサンの表情の変化。死を懐疑しているころの怖い顔つきに比べて、死を受け入れたのちは、とても穏やかな表情に変わっていました。

 ラストに号泣してしまったのは、ネイサンとクリアの結びつきの深さ。メッセンジャーとしてケイが語るふたりの見えない縁で結ばれた数々のエピソードがリフレインされるとき、涙なしには画面を見つめることができませんでした。
 そして誰も思いつかなかった、ショッキングなドンデン返しで、終了します。ネイサンが再びこの世に生き返って、やり遂げねばならなかった使命がわかるとき、しみじみと深い感動がこみ上げてきました。『カラフル』とセットで鑑賞されれば、人生の目的とは、『一冊の問題集』を解くためにあるようなものだと感じられることでしょう。
 人間は常に無常で、人は皆、迷い、苦しみながら生きています。その迷いというのは、結局自分には沢山の残された時間があるとの思い込みがあるからでしょう。あると思った時間が、突如失うことになるから、迷い、苦しみが起こります。
 もし今しかないのだとわかったら、時間をもっと大事に迷いなく使うことでしょう。悩んでいるヒマとは、たぶん時間の浪費と同じことではないでしょうか。

追伸
 ケイが語るメッセンジャーになるための代償とは、何処かお地蔵さんとなるための過程に似ています。聖なるものとなるためには、天国でハッピーに暮らしていてはいけないのです。地上に生まれてきて、人並み以上の肉親との死別など深い哀しみを味わって、人を慈しむこころが深まるものです。メッセンジャーとして、この世に生きる人に死への旅路を心安らかに導けるようになるためには、自らが死別の哀しみを味わう必要があったのです。ケイが最愛の妻の写真を眺めるシーンには、涙を誘われました。
 お地蔵さんもまた、この世でさんざん嘲笑され、罵倒されても笑顔を絶やさないで生きるという試練を積まなければいけません。
 そんな嫌な思いをしてまでも、聖なるものへ近づいていこうとするのは、やはり世間の喜怒哀楽を知りすぎたあまりに、他人事では済まされない気持ちが強いからでしょうか。

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流山の小地蔵

4.5穏やか

2010年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

ギヨーム・ミュッソという人のベストセラー小説の映画化だそうです。
息子の死によりばらばらになっていた家族が、人の死を予見できる能力を持つ医師の出現で・・・なお話です。

死に直面するので、ちょっとびっくしな描写もありますが、画は美しいです。
そして、そんな死を題材にしながらも、終始穏やかに感じられました。

感動で涙するか・・・というとそういう映画ではないのですが。
見終わった後に凄く色々深く考えさせられます。

自分や他人の死期を知ったら自分はどうなるのかと。
けれども、アタシは死期を知りたいなと思いました。
その方が充実できるのでは・・・と。

最後は愛する人達に囲まれて亡くなりたい。
その時愛する人達がそばにいるようにと願うばかりです。

人生に、人に真摯に向き合うということを教えてくれる映画でした。

この秋にぴったしかな。
物思いに耽ってみようと思います。

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marilyn