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知らぬ間に脱走し、死亡した息子・マイクの遺体が届く。父親・ハンクの元には明るい状況しか届いていなかったので、ハンクはショックを受ける。同時にその死に疑問を抱き、過去のコネを伝い調査を始める。やがて壊れた携帯からデーターを引き出すことに成功する。それはハンクの知らないマイクの残虐な面だった。
雑誌「PLAYBOY」2004年5月号に掲載された、マーク・ボールによる「死と不名誉」が原作。この記事は一人の帰還兵失踪事件の裏に隠されたイラク戦争の傷を暴いている。
華々しい栄光を散りばめた戦争映画は影を潜め、その残虐性を皮肉った映画が多く出回るようになったのは、世界が少し変わったからでしょうか?反戦を声高に叫んでも許される作品が生まれるようになるには多くの時間がかかったのでしょう。一人の人間、その心すらも変えてしまう、「戦争」。日本人であることに感謝する一時です。
あと、本当のことをいうと、シャーリーズ・セロンとか美人過ぎる人は、実は見分けがついていません。美人かつフィギュア体形の人は皆同じに見えてしまうのです。ごめんなさい。

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史実を基に映画化するのは困難でしかも作品自体の質を上げるのは難しい。この作品の監督ポールハギスはそれをやってのけている。この作品、告発のときを観ようと思ったのは監督がポールハギスだったから。アカデミー作品のクラッシュの監督だったから。
作品自体は大変テーマが大きく今の現代世界に訴えるものがふんだんにあり、特に戦争。今までも戦争風刺作品が沢山あったが、どれもストレートが多く、勿論ストレート作品も伝わるがこのような変化球的な作品も心にくる重みも強い。
そしてこの作品にはもうひとつ、警察のずさんなあり方も描いている。ポールハギスは実に撮り方や伝え方が上手く次の作品も本当に楽しみである。
残念なのはトミーリージョーンズの機械的な演出面ぐらい。史実を基にしてるだけあって最後のひねりもないがこの作品はオススメです。

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ラスト近く、一度は犯人と疑った息子の同僚と酒を
酌み交わすシーンで、彼の言った言葉・・・。
「イラクにいた時は帰国することばかりを夢見ていた
はずなのに、こうして帰還してみると、今は無性に
イラクに戻りたいんだ・・・」
人命が紙よりも軽いような極限の状態に慣らされて
しまうと、人は抜き差しならない道を歩み始めてしまう。
この映画を通じて、救いの無い世界に身を置いてしまった
人々の苦悩の一端にでも触れられればと思った。

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退役軍人ハンクはイラク戦争から帰還後失踪した息子マイクの悲惨な死を知り、真相を追ううちに携帯電話が一つの手がかりとなる。戦場という場面にはおよそ最もふさわしくない存在の携帯電話、それは現代の我々にとって最も身近なもの、日常的なものの象徴でもある。
軍隊で訓練を積んできたとは言え、20年余りを現代社会の中で育ってきた若者が、いきなり殺すか殺されるかの戦場に送り込まれる。そこで立派な兵士になるため、というよりは何とか生き延びて帰国するためには、自分の中の日常的なものを取り壊していかなければ耐えられるものではないのだろう。
帰国兵の多くは心の闇に怯えPTSDで苦しみ、社会に適応できずに苦しんでいる。その一面で家族への愛、戦友の家族への思いやりも持ち続け、戦争体験はかくも人の人格を断片化させるのかと思う。
ハンクは徐々に真相へと近づいていくが犯人に対する憎しみを通り越して、この国の未来は大丈夫なのかと問いかけてくる。
自由や平和のための戦争と言う大義名分のウラで一体何が起きているのか、Elahの谷でダビデは恐怖に打ち克って巨人戦士ゴリアテに一人挑み、石投げ器の一撃で倒してしまう。
今我々が勇気をもって挑まなければならない「巨人」とは何なのかを考えさせる作品でした。

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戦争って何だろう。そんな問いかけする映画は多々あります。
これもその1つでしょう。
戦争って、何にも解決にならず、ただ何かを犠牲にするだけ。
日本は身近にない状況だから、なかなか共感はできないかも
しれないけど、何かを感じさせる映画だと思いました。
見る人によって考え方、捉え方が変わる映画。

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12日試写会ヤクルトホールにて。脚本家兼監督ポール・ハギスの作品です。ドンデン返しも、ハラハラドキドキもありません。淡々と物語が進みます。しかし、戦争の悲惨さや、それに伴う人間の狂気がズシリと心に響きます。この監督の作品は好き嫌いが分かれると思いますが、社会派映画が好きな方にはオススメしたいと思います・・・。

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人として生きること、その価値に根底から疑問を投げかけるような問題作。救いもなければ、希望もない。もう、どうしてよいのかわからない状態。世界はそんなところまで行ってしまったのかもしれない。邦題は『告発のとき』として、事件の真相を暴くことに焦点があてられたイメージが作られているが、ハッキリ言ってそれは「客寄せパンダ」。事件も十二分に複雑で、解かれていくことの快感を味わうことはできる。しかし、明らかになった真実は、その向こう側に更なる闇を抱えている。できることなら、そのまま蓋をして、知らなければよかったと思うほどに。なんて後味が悪い作品なんだ・・・。