劇場公開日 2008年6月28日

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「この監督は」告発のとき ましゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5この監督は

2009年1月26日

泣ける

悲しい

史実を基に映画化するのは困難でしかも作品自体の質を上げるのは難しい。この作品の監督ポールハギスはそれをやってのけている。この作品、告発のときを観ようと思ったのは監督がポールハギスだったから。アカデミー作品のクラッシュの監督だったから。
作品自体は大変テーマが大きく今の現代世界に訴えるものがふんだんにあり、特に戦争。今までも戦争風刺作品が沢山あったが、どれもストレートが多く、勿論ストレート作品も伝わるがこのような変化球的な作品も心にくる重みも強い。
そしてこの作品にはもうひとつ、警察のずさんなあり方も描いている。ポールハギスは実に撮り方や伝え方が上手く次の作品も本当に楽しみである。
残念なのはトミーリージョーンズの機械的な演出面ぐらい。史実を基にしてるだけあって最後のひねりもないがこの作品はオススメです。

ましゃ