劇場公開日 2008年8月30日

「大作だけど素人のような演出」20世紀少年 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0大作だけど素人のような演出

2013年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

総合:55点
ストーリー: 55
キャスト: 60
演出: 50
ビジュアル: 75
音楽: 65

 この時点では物語はあまり進まないし、演技や演出はそれなりの大作とは思えない安っぽさ。例えばコンビニに多数で押しかけてきてゾンビのような動きで子供を誘拐しようとしたり、そんなに数だけ揃えているのにあっさりとケンジと犬一匹に撃退されたり、なんてわざとらしくて迫力のない演出なんだろうとかなり失望した。原作は読んでいるが内容はもうあまり覚えていない。だが原作を読んでいた時にはなかった、この映画を見ていた時に感じる白けた印象は、派手な宣伝をしていた製作費に見合わない質の作品なのだと感じた。
 監督は堤幸彦だが、彼の他の作品の「BECK」もたいして面白くなかったし、「溺れる魚」に至ってはひどいとしか言いようのないものだった。全部で三作あるらしいが、この感じだとどうも期待が持てそうにない。

コメントする
Cape God