劇場公開日 2012年4月13日

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「悪いイメージが付き過ぎている不運な映画」ジョン・カーター 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5悪いイメージが付き過ぎている不運な映画

2012年8月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

今から100年も前に発表されたエドガー・ライス・バローズによるSF小説「火星のプリンセス」の映画化。
あらゆるSFの古典と言われ、「スター・ウォーズ」や「アバター」や数え切れないくらいの作品に影響を与えただけあって、その映画化は何年も前から浮上していたが、技術が追いつかず断念された。
技術が追いついた今、晴れて映画化されたのだが…2億5000万ドルという巨額の製作費がかけられたのにも関わらず、米国内で1億ドルどころか8000万ドルにも満たない成績で終わり、“世紀の失敗作”の烙印を押され、それに伴い映画のイメージもマイナスになってしまった。

でも、待て待て待て!
確かに興行的には大赤字を出してしまったが、映画としては決して駄作ではない。
SF冒険活劇&英雄譚として、純粋に楽しめる内容になっている。
「アバター」がいかにこの作品に影響を受けているか、映画を見ていれば明白だ(と言うかほとんどパクリ)。「ドラえもん」にも似た内容はあったし、「ドラゴンボール」も匂い漂う。
それほどSFの骨格を成す物語だったのだろう。
未知の世界、その世界を救う活躍、ユニークなキャラクター…今見ても充分魅力的だ。

ただ残念なのは、「スター・ウォーズ」や「アバター」に影響を与えながらも先に映像化されてしまった事。
不運としか言いようがない。

だからこの作品を見て、「スター・ウォーズ」や「アバター」に似てるとか単純とか言う輩にSFを見る資格は無い。
この作品を楽しめないなら、他のSF作品も楽しめないハズだ。

あれこれ言わず、元祖とも言うべき物語を楽しもうではないか。

近大
えびかに伯爵さんのコメント
2014年3月7日

今からレビューを書きますが・・
これは二作にすべき映画でしたね・・。

赤字・・
一体何がいけなかったのだろう???

・・9分のエンドロール???(笑)

えびかに伯爵