絞首台の決斗

劇場公開日:

解説

ジョン・リースの、原作を映画化した西部劇。監督はネイサン・ジュラン。脚色に当たったのはダニエル・B・ウルマンとモーリス・ジム。撮影はヘンリー・フロイリッヒ。出演するのはフレッド・マクマレイ、マギー・ヘイスなど。

1959年製作/アメリカ
原題:Good Day for a Hanging
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1961年11月17日

ストーリー

ベン(フレッド・マクマレイ)は20年前に執行官をやめ、今は娘ローリー(ジョアン・ブラックマン)と駅馬車業をいとなみ、近所の未亡人ルス(マギー・ヘイス)と再婚することになっている。ある日、強盗団が町の銀行を襲い、大金を奪い去った。一味のエディはローリーと恋仲だが、ある事情で町から姿を消している男である。執行官ケインはベンたちと強盗団を追うが、エディは射殺され、そのエディはベンの弾丸に傷ついて捕らえられた。ひそかにローリーを愛していたポール医師が、恋仇エディを手当てしてやる。町の人々はエディにリンチを加えようとするが、ベンは正式の裁判にかけるまでは、保護する義務があるととめた。裁判の日、再び執行官のバッジを胸につけたベンは証言台に立ちエディは死刑を宣告された。が、彼の無罪を信じるローリーは父を恨み、家を出てしまう。ルスもまたあくまで正義をつらぬくこうとするベンを冷酷無情な男と思い込み、彼から去った。処刑の前夜、ベンはエディの減刑嘆願書に知事の書名を貰ったが、強盗団は留置場からエディを救い出した。ポール医師を傷つけ、獄吏を殺して逃げるエディを見て、ローリーは初めて父の正しかったことを知った。ベンは敢然と一味を追ってこれを倒し、エディを絞首台の下で射ち殺した。かくて、ルスのベンに対する誤解もとけけた。ローリーが、ポール医師との真の愛情によみがえる日も近いだろう。

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