霊 リョン

劇場公開日:

解説

記憶喪失にかかった女子大生の周囲で怪死事件が発生し、失われた記憶と事件の関係が次第に明らかになるオカルト・ホラー。主演は「リメンバー・ミー」「同い年の家庭教師」のキム・ハヌル。監督は、本作で長編監督デビューしたキム・テギョン。

2004年製作/95分/韓国
原題:霊
配給:ハピネット・ピクチャーズ
劇場公開日:2005年8月20日

ストーリー

過去の記憶を失くした女子大生ジウォン(キム・ハヌル)は、兄のように慕う兵役帰りのジュノ(リュ・ジン)と共に平穏な大学生活を送っていた。ある日、彼女の前に高校の同級生だと名乗る女性ユジョンが現れる。何かに怯えたような様子の彼女から、共通の友人であるウンソが死んだことを聞かされたジウォンは、次第に悪夢にうなされ、また、見えるはずのないものが見えるようになっていく。数日後、大学を訪れた啓二から、ユジョンが溺死したこと、そして、ウンソもまた同じような姿で発見されていたことを知らされる。二つの死に共通すること、それは、すべて”水のない場所”で起きていたのだ…その恐怖は次第にジウォンにも迫る。彼女がプールで泳いでいると、突然水中に引き込まれおぼれかけたり、映画館で水死体の亡霊を見たり、その悪夢は過激になってゆく。ジュノは、ジウォンが疲れて神経が高ぶっているのだと取り合わないが、彼女は自分の記憶から隠された過去にこの事件の秘密が隠されているのだと直感する。自分と水死した2人の同級生の卒業アルバムを調べるうちに、ジウォンは、自分が幼友達のスインを、仲間と共に陰湿なイジメにあわせていたことをぼんやりと思い出す。そして、スインの母親を訪ね、自分と彼女が幼い頃、大の親友だったこと、そして、高校卒業を前にして、彼女が突然消息を絶ち、未だに行方不明になっていることを知る。ジウォンは、真実を突き止めようと、死の恐怖から精神を病んで病棟に隔離されている、残された最後の友人ミギョンに面会に行くが、すでに彼女も、謎の溺死を遂げていた。何故、3人は水死しなければならなかったのか? スインはどこへ消えたのか? 過去に何が封印されているのか? 仲間たちと行った卒業旅行、そこにすべてのカギが潜んでいることに気付いたジウォンは、ジュノと共に現地へ赴く。旅行の道筋を辿るうち、彼女の脳裏に、”その旅行が仲間たちとだけでなく、スインも一緒についてきたこと””皆が彼女をパシリのように扱ったこと”が鮮やかに蘇ってくる。そして、悲劇的な卒業旅行の結末を思い出した時、彼女はスインを発見し、一方、すべての災いは取り除かれたように思われる。しかし、この怨念はそれほど簡単なものではなかった。ジュノと共に帰宅したジウォンを、さらに邪悪な魂が待ち受けていた。

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映画レビュー

2.0イジメ問題も多い韓国?

2021年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy
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