劇場公開日 2005年8月6日

「マリっていつ登場するんだろうとハラハラしながら観てしまった。」マリといた夏 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0マリっていつ登場するんだろうとハラハラしながら観てしまった。

2020年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 少年時代の懐かしい想い出を語る二人。彼らの小学校には男子をいじめるような強い女の子がいた。多分、男女の仲が悪くなる時期。この設定だけでもストーリーが出来てしまうくらいなのに、彼らは更に不思議ワールドを体験するのです。

 冒頭の再会を果たすシーンでは都会的な映像。回想シーンに入ってからは、地方の港町風情とどことなく懐かしい小学校の映像。ビー玉やランドセル、壊れてしまった灯台など、コントラストも効いていた。その上、不思議ワールドでは空中を飛ぶし、巨大なふさふさ犬も闊歩する。なかなか雰囲気もいいのです。

 しかし、なぜなんだろう。とても退屈。素晴らしいアニメの見過ぎなのだろうか、美しさに感動できず、輪郭がまったくないアニメに違和感を覚え、色が溶け出すんじゃないかと感じたら徐々にスクリーンからシャットアウトされるような気分になってしまいました。ビー玉、巨大犬、空飛ぶバスなんて日本風でもあり、ストーリーも日本風なのですが、この輪郭のない事と緩やかな動きはディズニーアニメ風なのです。マリも日本女性名?

 声優イ・ビョンホンの名前に騙される人も多いことでしょうけど、最初と最後の数分だけだったように思いました。

【2005年9月映画館にて】

kossy