掠奪戦線

劇場公開日:

解説

激しい戦火の中で展開される頭脳掠奪戦。製作は「鉄海岸総攻撃」のアービング・テマナー、監督は「ブルーライト作戦」のウォルター・グローマン。ハーマン・ホフマンのオリジナル・ストーリーをフィリップ・サルツマンが脚色。撮影はゲルノット・ロール、音楽編集はリチャード・カラス、美術は「ブルーライト作戦」のロルフ・ツェートバウアー、特殊効果は「ブルーライト作戦」のカール・バウムゲルトナー、編集はピーター・エリオットがそれぞれ担当。出演は「地獄の逢びき」のスチュアート・ホイットマン、「スター!」のジョン・コリン、「今晩おひま?」のマルギット・サード。他にマーティン・ジャービス、ピンカス・ブラウン、グンター・ノイツ、ジョン・ブリッグス、ハラルド・ディートル、ゲルト・ベスペルマン、アンディ・パプなど。デラックスカラー、ビスタサイズ。1970年作品。

1970年製作/90分/アメリカ
原題:Breakthrough
配給:ユナイト
劇場公開日:1970年11月21日

ストーリー

第2次世界大戦末期、ドイツの高性能ロケットは、連合国側に脅威を与えていた。アメリカとソ連はこのロケットの発明者ハインケン博士(ピンカス・ブラウン)を拉致して、自国の兵器製造に当たらせようと計画した。米戦略事務局(OSS)将校ミッチェル(スチュアート・ホイットマン)は、特命をおびて南ドイツに潜入し、博士と助手のブルッヘル(ゲルト・ベスペルマン)を誘拐しようとしたが失敗、生残りのコマンド部隊隊員のウィルコックス中尉(マーティン・ジャービス)、マクビー軍曹(ジョン・コリン)、オコンネル伍長(ジョン・ブリッグス)らとともに、新たな作戦を立てる。空襲とともに秘密基地に侵入した彼らは、トラックを利用し、博士と助手を連れ出した。ところが、博士の家族と、ナチ親衛隊の隊長ヘッセル(グンター・ノイツ)の妾カレン(マルギット・サード)と息子クルト(アンディ・パプ)を含めた40人の民間人を、一緒に同道しなければならないはめになってしまう。ドイツの警戒網は、いたるところに張リめぐらされていた。ミッチェルとマクビーはドイツ将校に変装し、食糧とガソリンをせしめたが、その時、ソ連へ打電中のブルッヘルを見つけ、射殺した。今やドイツ軍だけでなくソ連軍にも追跡されていた。ミッチェルはウィルコックスに指揮をまかせ、ソ連軍とドイツ軍をかち合わせるよう計った。この計画は成功し、追跡してきていたソ連軍とドイツ軍は激突、戦闘の末にドイツ軍は全滅した。そしてヘッセルもミッチェルの前に倒れた。一方、ウィルコックスは激しいソ連軍の追撃から博士と民間人を救うため、自らを犠牲にした。この様子を見たソ連軍の戦車隊長ベロロフ(ハラルド・ディートル)は、ミッチェエルに敬礼を残して撤退していくのだった。

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