「サイレント映画に愛をこめて」サイレント・ムービー　みつまる。さんの映画レビュー（感想・評価）

アカデミー賞５部門に耀く仏映画『アーティスト』よりも先に、米国の喜劇王メル・ブルックス監督が、サイレント映画を現代に甦らせることに成功した楽しいドタバタコメディ。
映画の撮影所を再建する為に、往年の名監督がオールスター出演のサイレント映画を作ろうとするストーリー は実にシンプルでいい。
だが、彼が出演交渉する当時まだ現役バリバリだったスターたちの顔ぶれがとにかくスゴいの一言！
ポール・ニューマン、バート・レイノルズ、ジェームズ・カーン、マルセル・マルソー、ライザ・ミネリー、
そしてブルックス夫人でもあるアン・バンクロフト。
しかも全員、本人役での出演であり、彼らのファンなら思わず笑ってしまうような一芸？まで披露してくれている。
各人が顔見世程度のゲスト出演でないところがニクいね。