未来世紀ブラジル

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

モンティ・パイソン出身のテリー・ギリアム監督が、徹底的に情報管理された近未来社会の恐怖を、奇想天外な世界観とブラックユーモアたっぷりに描いたSF映画。20世紀のどこかの国。ダクトが張り巡らされた街では、爆弾テロが相次いでいた。そんな中、情報省のコンピューターがテロの容疑者「タトル」を「バトル」と打ち間違え、無実の男性バトルが強制連行されてしまう。その一部始終を目撃した上階の住人ジルは誤認逮捕だと訴えるが、取り合ってもらえない。情報省に務めるサムは、抗議にやって来たジルが近頃サムの夢の中に出てくる美女そっくりなことに気づく。ある日、自宅のダクトが故障し困り果てていたサムの前に、非合法の修理屋を名乗る男タトルが現れ……。タトル役にロバート・デ・ニーロ。エンディングを巡ってギリアム監督と映画会社の間で意見が衝突したため、複数のバージョンが存在する。

1985年製作/142分/G/イギリス
原題:Brazil
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1986年10月10日

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映画レビュー

3.5上階に住む美女を求めて飛ぶ

2024年2月3日
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鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

5.0今も色褪せないレトロフューチャーの魅力

2024年1月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

初見は大学生の頃。
今はもうなくなってしまったが、松本市の縄手通りにあった中劇シネサロンで観た記憶がある。
若い人たちからすると信じられないと思うが、劇場内の至る所に灰皿があって、タバコを燻らせながら映画が見られた時代だった。

今回、Huluで久しぶりに観たが、自分の若き日に衝撃を受けただけあって、細かいところまで案外覚えていた。全編に漂うレトロフューチャーな雰囲気が大好きで、初見の時はそこに惹かれたのだが、令和の今、改めて見返してみても、全く色褪せない魅力を感じた。

この映画で描かれているのは、紛れもなくデストピアだが、社会のカリカチュアでもある。

途中で甲冑を身につけている巨大な武者が出てくるが、映画制作当時は「ジャパン アズ ナンバーワン」の頃で、日本に勢いがあったからチョイスされたのだろうと思う。今だったら、どこの国の、どんなものが選ばれるのだろうか。

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sow_miya

3.0ハチャメチャなディストピア

2023年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

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parsifal3745

4.0カルト向け

2023年9月9日
PCから投稿

中学のころ、わかってないくせにTVで放映中のモンティパイソンを「イケてる」と言って通ぶるのが流行ったことを思い出した作品です。

カルトな人だけが見るカルト映画なのでレビューの評価は高めですが、一般受けはしません。2001や時計じかけと同類。

管理社会の風刺、ってところだけはわかりますが、延々と繰り返されるワケわからないシーンの意味は全く不明。最後はどんでん返しらしいですが、そもそも初めから最後まで話が破綻しているので、何が「返された」のかもわかりません。

自分なりに解釈するのが好きな人向けです。

とは言いつつも、2001的な押しつけがましい哲学臭がなく、却ってドタバタギャグ的な演出をオバカ映画と捉えれば、独特な映像感覚も好ましいので「意外の4点」です。

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越後屋
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