劇場公開日 1978年2月25日

「これも深夜ラジオのCM予告をよく聴いたの。やっぱり「けっこう仮面」を読みながら(笑)」未知との遭遇 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0これも深夜ラジオのCM予告をよく聴いたの。やっぱり「けっこう仮面」を読みながら(笑)

2022年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

楽しい

知的

幸せ

深夜、親に隠れて「けっこう仮面」を読みながら(笑)鶴光のオールナイトニッポンを聴いていた時に思いっきりCMに触れた映画です。
『人間の証明』の時と同じくね。
「チュイ~ン♪…第一種接近遭遇とは…チュイ~ン♪…第二種接近遭遇とは…チュイ~ン♪第三種接近遭遇とは、ジャン!!未知との遭遇…宇宙にいるのは我々だけではない…」でしたよね?
これ、結構怖かったのよ。正直言うと。

この映画観てね、つくづく思ったのね。
地球外知的生命体とファーストコンタクトをとるなら、あの方法以外はないんじゃないかと。
なので、見事な着眼点の映画だと舌を巻いたものです。
ぴー♪ぽー♪ぱー♪ぽー♪ぱー♪(これ、ちょっと「ちょこべぇ」のCMに似てる・笑)←わかるやつだけわかればええ。
最初の一音目で、ボリュームの塩梅がわからず、ライトやら吹き飛ばしてしまった後のリカバリーやら、意志疎通が成った時の連発音が、めっちゃかわいかったです、異星人(笑)
当時の最新技術で映像化されたUFOは、現代でも全く見劣りしないどころか、見習ってほしいレベルです。
とにかく光が美しいです。その一語に尽きます。

ストーリーはあの“お父さん”ロイの、一見狂気に見えた粘土行動にきちんと意味があったこと。
&“お母さん”ジリアンの奇妙な行動もラストで大きく活きたことが、最後で腑に落ちてよかったです。
山の頂上を巡るロイ&ジリアンvs軍の攻防もスリリングな展開で、見どころバッチリでした。
で、問題のラスト。
私としては、初回上映時のオリジナル版が好みかなぁ。
正体をぼかしたまま結局何者だったのか、よくわからないままの方が想像力を掻き立てられていいじゃない。

こういう名作を、大きなスクリーンの劇場でリバイバル上映やってくれないかなぁ。
絶ッ対!に観に行くのに。

野球十兵衛、
みかずきさんのコメント
2024年1月30日

スピルバーグ監督の作品の中で、SF映画としては一番好きな作品です。
未知との真摯な向き合い方がGoodです。

では、また共感作で。

ー以上ー

みかずき