ミザリーのレビュー・感想・評価
全66件中、21~40件目を表示
もはや古典
もはや古典。
このキャシーベイツには一本持たせる華がある。
いそうでいない普通のおばさん。
切迫感恐怖感が僅かに足らず間抜けな塩梅も良し。
撮影者ゆえかコーエン臭も。
宮本信子、津川雅彦、監督伊丹十三で見たかった。
年寄りばかりという変な味わいも好きだ。
キングの奥深さを知る。
主役のキャシー・ベイツをどこかで見たことがあると思ったら、
沈黙(同じく、スティーヴン・キング作)に出ている事を気付いて、本当に驚いた。
全く関係ない作品であるが、なんかファンとしてはなんか隠し玉を見つけた気持ちでワクワクした。
こちらの映画もキャシー・ベイツが淡々と演じる恐さがいい感じである。
自分の思いのままに好きな人を独り占めしたいという狂気。
最後まで楽しく見ることができた。
Misery the pig : herself
時々キャシー・ベイツの顔がとても愛らしくなる。ナンバーワン・ファンと言いつつも、彼女は作家本人のファンではなく、もはや「ミザリー」シリーズの小説のファンになっている。「ミザリーをなぜ殺してしまったの?!」と、怒るアニー。ポールの大事な原稿を焼くことによってミザリー愛を昇華させる・・・
看護師という職業は身についていたもの。助けて看護することは性格によるものではなく、職業意識としてだと思う。ポールが大丈夫だと悟った瞬間から、独占欲、彼を独占するのではなく、ミザリーの新刊を独占したいだけ。
残虐な行為という現れもポール自身を愛しているのではない。書籍の主人公を自分に投影しただけのものだろう。だから、ミザリーを殺すことにブチ切れる。ポールを拷問にかけてでもハッピーエンドを書かせたいのだ。
脱出サスペンスとしても秀逸で、ヘアピンによる開錠、薬をワインに混ぜる、包丁を忍ばせるといった行為、どれもが失敗に終わり、「ミザリー」新作を書き上げるという復讐を思いつくのだった。もう、怖さは半端ない。彼女のアルバムを見て、殺人鬼であることがわかった瞬間、身動きが取れなくなる恐怖。山小屋に一人で暮らしくない!とまで思わせてくれた。そして、「高等教育」という本のタイトルがなんとも言えない・・・
狂気に満ちた愛と憎悪
自分がキャシーベイツを観たのはこの映画が初めてだった。以降、何作か彼女出演映画を観たのだけれど、このアニー役が脳裏から離れなかった。そのくらいの怪演だった。
ある種の密室サイコホラー。愛情と憎しみは表裏一体。彼女の表現力の振り幅の広さに脱帽。
幽霊や霊的な物が出てくるよりよっぽど怖かった。やっぱり本当に怖いの...
幽霊や霊的な物が出てくるよりよっぽど怖かった。やっぱり本当に怖いのは人間だと思った。最後、また出てきてまだミザリーのしがらみからきちんと抜け出せていない恐怖が本当に怖かった。
完成度の高い映画である事は百も承知で・・・
封切時に見てからの久しぶりの再見でしたが、完成度の高い作品であるにも関わらず何故記憶に残らなかったかと言うと、痛みに訴えてくるストーリー展開だからですね。これはどうも苦手です。
ミザリー=ゆりやんレトリィバァ
まあまあ良かった〜。展開とかは予想つくけどいんじゃない。
気になった点(ネタバレあり注意)
・ミザリーは何で自分の犯罪記録をわざわざスクラップし残していたのか?しかも居間に堂々と。
まぁサイコパスだから、と言われたらそこまでだが。
・作家(主人公)は何でミザリーがどこか行った隙に逃げようとするが、あんなノロノロしてるのか。もっと焦るでしょ。
キャシー・ベイツ
温厚そうなのに恐怖、すごい演技だ。男を担ぐ力持ちと、ラストの迫力は、満点。
ジェームズ・カーンもくわれてしまっている。
この後のサスペンス小説や映像作品は、絶対に影響を受けていると思う。
ラストに主人公がアニーについて言及する場面は、この作品が他のサイコ...
ラストに主人公がアニーについて言及する場面は、この作品が他のサイコキラーものと一線を画する点だと思う。ただ助かってよかったね、だけじゃなく何かしらを見た人の心に残す。
これ好き~~
午後ロードで初鑑賞。原作は未読。
面白かった~!!
閉ざされた雪山系好きだなぁ。
笑える…というか、ツッコミ所のある場面もあったし(BBQグリルの登場とか…etc.)
ディナーの時のアニーは、頑張っておしゃれしてて可愛かったし
思わず目を覆って指の隙間から覗いた場面もあったけど…
あのラスト(レストランの場面)の不安になるような終わり方も好き。
アニーめちゃくちゃ異常者 でもあんな感じの人って精神の乱れの強弱は...
アニーめちゃくちゃ異常者
でもあんな感じの人って精神の乱れの強弱はあれど
普通に生活圏内にいたりするから
身近な恐怖で余計に怖さを駆り立てられる
原作の小説内のアニーの方が100倍イカレポンチらしいけど映画でも十分怖かった私は原作を辿る勇気がない
"女の人が男より怖いところって、""愛しすぎてしまう""ところにあ...
"女の人が男より怖いところって、""愛しすぎてしまう""ところにあるかも。と思った作品。サイコと比べてのレビューだけど、ノーマンベイツは、監禁してかわいがったりしないもんね。しかし、ミザリーって素直に従ったり、ワインこぼしちゃったりってちょっとかわいい面もあるんよなあ…。あと、アメリカってあれだよね、地下室が怖いよね。よくリアルな監禁事件にも登場したりするけど。サイコ、アメリカンヒストリーしかり。
しかしキャシーベイツすごましいわあ…。あんな狂った役演じててもそこか、(絶対、性格いいだろ…)と思わせる何かがあるよね。
保安官ぶっ殺したのはさすがに衝撃だったし、静かにフェードインする度にびくびくしてしまったわ。ああいう殺人鬼があそこまでえぐい制裁受けてるの珍しいよね、ラストの5分めちゃおもろい。あ、あと怪我が超リアルで好き。"
いい作品だけど嫌い
総合70点 ( ストーリー:80点|キャスト:80点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
精神異常殺人者の家に捕らわれた有名作家の悲惨で恐怖の経験を描く。珍しくステーブン・キング原作作品にしては超常現象もなくわかりやすい作品。
とにかく彼女の異常性からくる怖さと緊張感があるしそれが見所。何が原因となって突然彼女の感情が爆発するのかがわからない。そして感情が爆発すれば何をされるのかわからない。捕らわれた作家のシェルダンは、どうやって彼女を怒らせないようにするのか、何が発火点となるのか、もし怒らせたらどう対処すればよいのか、判断と行動を迫られる。そんな緊迫した雰囲気が続くし、その重圧が視聴者にものしかかる。
また助けの来ない人里離れた山中の一軒家で、シェルダンは1人で脱出を図らねばならない。頼りにならなそうで実はしっかりと行動していた意外に有能な老齢の保安官がいて、彼こそこの問題を解決する伏線だと思わせながらあっさりと裏切られるのも、展開としては良い。
だけどアニーを罠にかけて始末した後、電話も通じないのにどうやって大怪我しているシェルダンが助けられたのかについては示して欲しかった。警官が行方不明になって町の店でアニーのことを聞いたからそこから手掛かりがあって調べられたのだろうという推測しか出来ない。
作品としては良い作品だった。脚本も良いが、アニーを演じたキャシー・ベイツの存在感は格別だった。だけどとにかくアニーの異常性が苦手。本当にこういう人が嫌い。観ていて不快だった。だから良い作品だけどあまり高い点数はつけません。
めっちゃ面白い
昔レンタルビデオで見て2回目。おばさんの名前がミザリーだと思っていたのだがアニーだった。
書いた原稿を燃やす場面がつらかった。なぜ最後の死ぬところだけ書き直すと交渉しなかったのだろう。何も燃やすことない。
足をハンマーでつぶす場面が怖い。アニーが自分の事件をスクラップにしているのも自分大好きな感じがして怖い。
怪我人とおばさんの殺し合いは派手ではないけど迫力がすごい。
小説より怖くない
・小説版の方が何倍も怖いです。
・保安官の妻がヤキモチ焼き。ラブラブな老夫婦がとても可愛い
・「ミザリー」「みじめだ」のシーンや足潰しのシーン、アニーが出かけている間のハラハラ感が良かった
・小説を読んでいて思い浮かべていたアニーの何倍も可愛い映画アニー。本当夢見る少女という感じ
全66件中、21~40件目を表示