ミクロコスモス

劇場公開日:

解説

大自然の中に生きる数十種類の昆虫とその回りに共存する植物や鳥たちの姿を、美しい映像と華麗な音楽で描いたドキュメンタリー映画。人間の目には映らない小さな生き物たちのそれぞれの生態を、ダイナミックにリアルに活写している。監督・脚本は生物学者でもあり、数々の著作や映像作品で自然界の驚異を紹介しているクロード・ニュリザニーとマリー・プレンヌーのコンビ。製作は「リュミエールの子供たち」のジャック・ペラン、クリストフ・バラティエ、イヴェット・マレ。撮影はニュリザニー、プレンヌー、ユーグ・リフェル、ティエリー・マシャド。音楽はブリュノ・クーレが作曲し、音響はフィリップ・バルボーとベルナール・ルルーが担当。96年カンヌ国際映画祭高等技術賞、96年セザール賞で最優秀プロデューサー賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、音響賞の5部門をそれぞれ受賞。

1996年製作/73分/フランス
原題:Microcosmos
配給:KUZUIエンタープライズ配給(KUZUIエンタープライズ=パイオニアLDC=ゲオ提供
劇場公開日:1997年9月20日

ストーリー

ある夏の美しい一日、朝、昼、夜、そして翌日の夜明けまで、ミリメートルの尺度で再発見されたミクロの世界を描いている。雲から草地への息を飲むようなダイビングの映像で幕を開け、朝、虫たちが活動を始める。チョウが変態を遂げ、花粉を集めるハチ、アブラムシをむさぼっていたテントウムシがアリによって追い払われる。コケのベッドではカタツムリが愛を交わし、クモは糸の罠で待ち構える。真昼、灼けつくような暑さの中、ケムシの行列が地面を這い、タマオシコガネムシが糞の玉を転がし、アリの巣が空からの巨人・キジに狙われる。池ではミズグモが水面の鏡の上を滑っている。突然の雷雨、昆虫たちは破壊的な水滴爆弾の被害に遭う。嵐が去り、羽アリが結婚へのフライトへと旅立ち、2匹のクワガタが戦っている。夜、羽を休める者がいるかたわら、コウロギやガが目覚める。霧が晴れ、また一日が始まる。人間の騒音が辺り一面に押し寄せ、ミクロの世界が幕を閉じる。

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