劇場公開日 1992年2月8日

「相手にされない街や人の姿を見た気がする」ボーイズ'ン・ザ・フッド はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5相手にされない街や人の姿を見た気がする

2023年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

黒人として生まれたがために、嫌でも苦しみを背負うことになった姿を描いた話し...と前半は思ったのですが、青年になってからは軽い男女のナンパ話しで青春映画のような路線になり、しばらくは黒人問題から脱線します(苦笑)
 途中「売春婦で一番多いのはカトリック」なんて言ってたな。そうなんですかね。
 あと、お父さん(ローレンス・フィッシュバーン)はいいこと言ってます。ウォール街には黒人の姿がない、何故か?銃やドラッグの誘惑・魔力を使って不要な黒人どもを自滅させるため上手く仕組まれているのだと...なるほど、今の日本で言えば「勝ち組」とか「底辺」て言いますが、何かメッセージ性を感じました。また、友達への復讐を阻止しようとする時も、このお父さんは立派でした。

 愛情が素晴らしい!

 ただ、キューバグッディングjr のこの頃の演技は、少し固いですね。

 相手にされない街(人)に対して重みある映画でした。格差はズルいな。

 余韻に浸りたかったのに、映画が終わって即ラップ・ミュージックのテロップが始まったのは少々コケてしまったけど(苦笑)

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はむちん2