ボーイズ'ン・ザ・フッド

劇場公開日:

解説

異なる人生を歩み始める3人の黒人青年を中心にロスの犯罪多発地帯サウス・セントラルの実態を描く問題作。映画公開中に発砲事件が発生し話題を呼んだ本作は、衝撃的な黒人社会の現実が率直に描かれている。監督・脚本はUSC大学映画学科出身の23歳の新鋭ジョン・シングルトン、製作は「ミザリー」のスティーヴ・ニコレイデス、撮影はチャールズ・ミルズ、音楽はグラミー賞受賞のベーシスト、スタンリー・クラークが担当。第4回東京国際映画祭特別招待作品。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Boyz'n the Hood
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1992年2月8日

ストーリー

1984年、サウス・セントラル。学校で黒人問題を提起し騒ぎを起こした10歳の少年トレは、母から別れた父フューリアス(ローレンス・フィッシュバーン)へと引き取られた。金融業者の父はトレに厳しさの中にも暖か味のある教育をした。無論、黒人としての社会意識を教えることも忘れなかった。近所には、ダウボーイとリッキーという父親も性格も異なる兄弟が住んでいて、彼らは良い友達となった。7年後、真面目な青年に成長したトレ(キューバ・グッディング・ジュニア)は、不良となったダウボーイ(アイス・キューブ)や母に溺愛されフットボールの名選手となったリッキー(モーリス・チェスナット)との友情を大切にしていた。ただ恋人のブランディ(ニア・ロング)が体を許してくれないことは不満だったが。周囲の環境は悪くなっていた。ストリート・ギャングたちが銃を乱射し合う日常。リッキーは大学でプレイするためにトレと共に大学の入学資格試験を受けるが、結果は自信がなかった。そんな2人をフューリアスは危険地帯コンプトンに連れ出し、周囲の人々に問題意識の高揚を訴えた。その姿を見て、トレは感動した。一方、リッキーの兄のダウボーイは母親に疎まれ、麻薬の取引に手を出していた。ある夜、彼はトレたちを巻き込んで敵対するギャングと小ぜりあいを演じた。帰り道、トレは黒人警官からギャングのように扱われるという屈辱を受ける。彼はブランディの部屋で「もうこんな街はいやだ」と涙を流した。その夜、2人は結ばれた。やがて、その夜の報復としてリッキーが殺された。大学合格の通知も知らずに。親友の死で怒り心頭に達したトレをいさめるフューリアス。だが、彼はダウボーイと共に姿を消した。しかし、トレはダウボーイが仇に復讐の銃弾を打ち込む前に車から降りた。家に戻ったトレは父としっかり抱き合った。ダウボーイが殺されたのはそのすぐ数日後のことだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0テレビの報道番組では・・

2024年2月16日
PCから投稿

こういうのをやってないのかな? 非常にやるせない映画だった こういうものはテレビで日常的に報道して行くのが一番いいんじゃないかな。 なんで映画館で厳しい 悲しい現実を見せられなきゃいけないのか・・ ただ これはテレビで表現できないことを表現したかったのかもしれない。 皆さんはフィリピン人 や ベトナム人と一緒に働いたこともあるだろうか ?私が住んでるのは愛知県中央。全国屈指の外国人労働者が多い地域だ。ある集会でいろんな会社の人が集まって東南アジア人の話が出た。そこでみんなが言ってたことがある。 彼らは 単純作業が得意だ と。単純な 組み立て作業などを指示すると何時間でも何日間でも黙々とその作業を続けるという。 そして出来栄え も とても良いと。日本人にそれをさせると2、3日でやめてしまう。とか、集中力を失って休み休みになってしまうとか下手するとその日のうちにギブアップしてしまうという。これは 国民性とか 民族性の問題であって 教育とか訓練の問題では全くない。日本とフィリピンやベトナムなんて大して離れてないような気もするのだが・・人間というものはそんなにも違うものかと 驚いた。ヨーロッパとアフリカ もさして離れてないように見えるが・・・ 狼の死因のナンバーワンは隣の群との争い。 人間も人口密度の比較的高いジャングルの中では・・・

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タンバラライ

3.0真水みたような黒人映画

2024年1月25日
PCから投稿

クロマティ主演の黒人版青春映画的な始まりから黒人社会の実態を淡々と描く作品です。 映像の印象は「ムーンライト」の陰鬱と「ドゥザライトシング」の派手さのちょうど中間ですので、換言すれば毒にも薬にもならない真水です。 監督と脚本でオスカー候補になったので佳作なんでしょうが、最後に少し展開があるものの全体的に、よく言えば淡々、悪く言えば退屈な作品です。

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越後屋

5.0将来を考えて生きていく。

2023年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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Socialjustice

3.0存在の軽さ

2023年7月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ジャーニー