見たい度推移(赤線は公開日)


「天使の涙」に続いて発表したW・カーウァイの作品。惹かれ合いながらも傷つけ合う男同士の愛を、アルゼンチンを舞台に描く。恋人同士のウィンとファイが、南米アルゼンチンへとやって来る。何度となく別れを繰り返してきた二人は、ここでもささいなことで口論となった。やがて彼らはウィンが働くタンゴ・バーで再会。傷を負ったファイを癒すウィンは、彼のパスポートを隠し、再びケンカとなる。中華料理店で働き始めたウィンは、チャンという青年と親しくなるが、彼は兵役前に“世界を見るため”に南米南端の岬へ旅立つ。ファイから何度も電話があったが、彼とやり直す気がないウィンは一人、イグアスの滝を目指すのだった……。アストル・ピアソラの切なくも情熱的なタンゴのメロディーが、映画を効果的に彩る。加えてカエターノ・ヴェローゾ、フランク・ザッパなど相変わらず選曲にはセンスを発揮しているが、緩急を欠いた映像表現は、やや単調な趣も。





