54 フィフティー・フォー

劇場公開日:

解説

70年代後半から80年代にかけて栄えたニューヨークの伝説のディスコ“スタジオ54”の興隆をひとりの青年の青春の光と影とだぶらせて描いた青春映画。監督・脚本は「Boy's Life 2」(日本未公開)のマーク・クリストファー。製作総指揮は「マイ・フレンド・メモリー」のダン・カーモディ、「ラウンダーズ」のボビー・コヘン、「ナイトウォッチ」のボブとハーヴェイのワインスタイン兄弟。製作は「ルル・オン・ザ・ブリッジ」のアイラ・ドゥッチマン、「ジャッキー・ブラウン」のリチャード・N・グラッドスタイン、「ハイ・アート」のドリー・ホール。撮影は「マキシマム・リスク』のアレキサンダー・グルズィンスキー。音楽は「ナイトウォッチ」のマルコ・ベルトラミ。美術は「アメリカの災難」のケヴィン・トンプソン。編集は「絶体×絶命」のリー・パーシー。衣裳は「コップランド」のエレン・ラター。出演は「ラストサマー」のライアン・フィリップ、「ワイルド・シングス』のネーヴ・キャンベル、「オースティン・パワーズ」のマイク・マイヤーズほか。

1998年製作/101分/アメリカ
原題:54
配給:アスミック配給(アスミック・エース エンタテインメント提供)
劇場公開日:1999年6月26日

ストーリー

1979年、単調な毎日にうんざりしていたニュージャージーの郊外で暮らすシェーン(ライアン・フィリップ)は、ある日憧れのディスコスタジオ54のオーナー、スティーヴ・ルベル(マイク・マイヤーズ)の目に留まり、入場を許される。狂乱の一夜を体験したシェーンは、スタジオ54で働く歌手のアニタ(サルマ・ハエック)とウェイターのグレッグ(ブレッキン・メイヤー)のカップルが住む部屋に転がり込み、スタジオ54でウェイターとして働き始める。業界の実力者である女性たちにに気に入られ、先輩を差し置いてバーテンダーに昇格。スタジオ54のバーテンダーは女、ドラッグ、コネ、全てを手に入れることができた。シェーンは瞬く間にスタジオ54のアイドル的存在に昇りつめていく。シェーンは新進テレビ女優ジュリー(ネーヴ・キャンベル)と息投合し恋に落ちるが、野心的なジュリーは、仕事を得るためいつしか離れてしまう。アニタとの情事、グレッグやほかのウェイターからの嫉妬やいさかいなどで、シェーンは疲れきってしまっていた。そんな時、オーナー、スティーヴが脱税で逮捕され、スタジオ54は解散となる……。数年が過ぎ、スティーヴの出獄記念に一夜限りのスタジオ54が再開される。スタジオ54に集まった人々やアニタやグレッグなどと再開したシェーンは、華々しかった時代を共に振り返るのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0バーテンでのし上がれたのか?

2022年4月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1979年から80年頃のニューヨークではセレブの集まるディスコのバーテンは運次第でのし上がれたのか?
70年代ディスコを題材にした映画は「Saturday Night Fever」「The Last Days of Disco」が有名だが、アメリカンドリームを描いたものとしては評価できる一作である。

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ほほえみ

2.5ディスコを舞台にした風俗映画のノスタルジーだが、情感が薄い

2021年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ニューヨークの最も華やかだったディスコを舞台に、アメリカンドリームに青春を賭ける若者を主人公にした風俗映画。但し、当時への思い入れが薄くノスタルジックな味わいはない。映画の内容とは直接関係ないが、アメリカの一般的な人たちがグレース王妃に対して抱く敬愛の情の深さには驚いた。王室を持たない国民の心のよりどころを誰に求めるのか。女優グレース・ケリーが如何に愛されていたか、そして、プリンセスになってアメリカンドリームを成し遂げたことへの憧憬と尊敬なのだろう。主人公のストーリーを支える、男友達との友情が並行して描かれるが話に重みがない。却ってドラッグストアで知り合ったおばあちゃんとのエピソードが面白いし味がある。若手俳優ライアン・フィリップも個性発揮とまで行っていない。

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Gustav
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