劇場公開日 2000年12月2日

「ヴィンディーゼルの目が優しい」ピッチブラック ウォレスをグルミット。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ヴィンディーゼルの目が優しい

2009年8月4日
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

数あるSF映画の中に埋もれてしまった作品だが、これがなかなか面白い。

「宇宙船が小惑星に衝突し、太陽が三つある灼熱の惑星に不時着。護送中だった凶悪犯含む生き残った乗客達は、懸命に脱出の道を探していく…」

ここまでは「フライトオブフェニックス」なんかに似ているが、ここから少し、というか、かなり路線が変わる。

「生存者の一人が洞窟を覗いたとたん、洞窟に引きずり込まれた。」

ん?

「仲間が洞窟に潜ると、そこには無残にも食い荒らされた死体が…」

まさか…

「呆然とする仲間の前に無数のエ…

エイリアン映画だった。まぁDVDの裏見たらわかるんだけどね。
少しもったいぶったがここからの展開はすごい。

「実はそのエイリアンは夜行性で光に弱く、洞窟の外には出られない。が、22年に一度の皆既日食により凶暴なエイリアンは地上に現れ、生存者を襲いだす。」

とっても運の悪い人たちだがこの映画、画で魅せる。太陽の三つある惑星や、オリジナリティー溢れるエイリアンの造形は一級品。冒頭の不時着シーンも個性的で盛り上がる。演出面でも緊張感絶えず、音楽もはまってる。キャストも人間味溢れ、ヴィンは強い。これはCGを効果的に使ったセンスの良いB級映画である。

ウォレスをグルミット。