見たい度推移(赤線は公開日)


「ファーゴ」に続いてコーエン兄弟が手掛けた、ユニークな人間ドラマ。デュードは1970年代から抜け出したような、無職でだらしない中年男。そんな彼が、同姓同名の大富豪リボウスキ氏と間違えられ、ギャングに襲われたことから事件は起こる。賠償を求めるためにリボウスキを訪ねたデュードは、誘拐されたリボウスキの妻の身代金受け渡しを引き受けるハメになる。ところが、受け渡しに同行した悪友が勝手な行動に出たことから、デュードはさらなる騒動に巻き込まれる……。ボーリングを愛する主人公をはじめ、ベトナム戦争を懐かしむ悪友、エキセントリックな女芸術家など、風変わりな人物が次々と登場。サスペンス性は薄いが、幻想や現実を股にかける大胆な展開に魅せられ、コーエン兄弟のユーモラスな話術にはまってしまう。人の世の愚かしさとおもしろさを、笑いとともに伝える快作。




