劇場公開日 1986年2月8日

「傑作とは言い難い、残念ながら」イヤー・オブ・ザ・ドラゴン 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5傑作とは言い難い、残念ながら

2017年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

本作でのM・ロークは出演作の中でも群を抜いて格好良い!性格に難アリだが!?

白髪にハットを被ったスーツ姿に軍物M-65を羽織る姿もイカしていた。

脚本はO・ストーンとM・チミノって布陣だしテーマ性も抜群...だが。

奥さんとの私生活が上手くいっていない描写は解るが中国女との恋愛模様は一切必要はなくアイツの大袈裟な演技と存在が邪魔だしラストのツーショットで幕を閉じる感じも含めてダサい描写がコノ作品を駄目にしている。

メロドラマに時間を割くならソコは全カットでシンプルに男だけの戦いに終始して欲しかった。

毛色の違うギャング映画として傑作に成り得た要素は多分にあるのに「天国の門」でヒヨったチミノのパンチ力が足りない作品になってしまった。

逆にO・ストーンが撮っていたらドウなってたかな?と"スカーフェイス"と共に思う。

万年 東一