パリ特捜刑事

劇場公開日:

解説

妹を殺された敏腕刑事の執念を描くアクション。製作・監督はマックス・ペカス、脚本はマルク・ペカス、マックス・ペカス、ロジャー・ル・タイランテ、撮影はジャン・クロード・クーティ、音楽はレオ・カリエール、ジャン・ポール・ダインが担当。出演はティエリー・ド・カルボニエほか。

1986年製作/フランス
原題:Brigade des Moeurs
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1987年6月20日

ストーリー

パリ警察の風紀捜査課でも射殺の腕では右に出るものがいない若い刑事ジェラール・ラテュアダ(ティエリー・ド・カルボニエ)。彼とその上司ロベール・カペス警部(クリスチャン・バルビエ)は、地元一帯の悪徳実業家で“おやじ”と呼ばれているギリシャ人(ジャン・ピエール・ベルナール)を摘発する機会を狙っていた。カペスの定年が近づいたある日、日ごろから“たれ込み屋”として使っていたオカマのドロレスら数人の娼婦が黒ずくめでバイクに乗った四人組に狙撃されるという事件が起こった。ドロレスの昔なじみの娼婦ヴェロニカ(リルモア・ジョンソン)の協力で“おやじ”の妻アリス(パスカル・ロベール)が仕切っていた売春クラブがからんでいることをつきとめた。娼婦に化けて潜入していた刑事が殺され、例の四人組の中のコスタ(ジャン・マルク・モレル)が、“おやじ”に大量のヤクの売買の仲介を申し出たり、アリスが取り調べ中に飛び降り自殺をとげたりという事件の中、ジェラールは刻々と捜査を続けていた。コスタは“おやじ”の組織の乗っとりを計っていた。その間に判事の妻となり身ごもっていたジェラールの妹ソランシュが殺されてしまう。傷ついたジェラールは、休職を願い出て秘かに妹を殺した四人組に復讐しようと誓うのだった。ソランシュを撃ったのはラファで、ジェラールは彼を撃ち殺す。警察への密告者がヴェロニカだと気づいた四人組のコスタとルイ(フィーフィー・マレキ)は彼女を痛めつけるが、そのルイをジェラールは倉庫で待ちうけて火だるまにして殺す。バイクで倉庫から逃げ出す途中、ジェラールは、包囲していたカペスに撃たれ怪我をしてしまう。傷をいやし入院していたヴェロニカを訪れたジェラールは、倉庫に隠してあった現金を彼女に渡し、最後の標的コスタの出入りするホモクラブに潜入。少しのところで取り逃がす。アパートに戻ったジェラールにコスタから電話がかかる。恋人のシルヴィを誘拐した、と……。ヤクと現金とシルヴィの引換えを要求するコスタ。約束の場所である工場跡へ向かうジェラール。工場では一足先に乗り込んでいた“おやじ”らとコスタの間で対決が行なわれていた。ジェラールはシルヴィを救い出すと、遂に復讐をとげるのだった。

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