劇場公開日 1952年12月25日

「本人たちより親が大変な結婚」花嫁の父 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5本人たちより親が大変な結婚

2022年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

タイトルだけ見ると、「小津監督の映画みたいな嫁に行く娘を思う父親のドラマかな…」などと思ってしまうが、小津監督のような情感たっぷり…というよりは、アメリカ映画なのでかなり現実的なエピソードも描かれる。
父親がスペンサー・トレイシー、娘がエリザベス・テイラー(若い!)、母親はジョーン・ベネット、その他大勢が出演している結婚騒動を描いたコメディタッチの映画。

この映画を観て意外だったのは、父親役のスペンサー・トレイシーがコワモテながらも喜劇も演じているあたり。

本作で描かれている結婚式・披露宴などは、結婚する二人よりも親の方が大変というのが、面白い。

父親役のスペンサー・トレイシーのセリフ「娘が結婚すると早く言われても『まだ子供みたいなのに大丈夫か?』と思ってしまうし、娘がなかなか結婚すると言わないと『結婚しなくて大丈夫か?』と思ってしまう」というのは、確かにあると思う。

なかなか楽しめる映画であった。

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たいちぃ