劇場公開日 1951年12月22日

「松本零士のヒロインが実体化したかのようなジューン・デュプレの美しさ!」バグダッドの盗賊(1940) あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5松本零士のヒロインが実体化したかのようなジューン・デュプレの美しさ!

2018年10月23日
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特撮は現代の目から判断しては酷
当時としては驚異的な映像であったのだろう
現代の視線からも観る意義を感じるのはバクダッドやバスラの街並みのセットや帆船の美術、アラブ風の衣装などだろう
物語自体は凡庸で大したひねりもなく、はっきり言って退屈だ

では、何が一番の見所かというと王女役のジューン・デュプレの美しさだ
アラブの異国情緒溢れるメイクアップ
切れ長の力のある目、細い長い眉、濃いアイシャドウ、白い面長の顔、細い肩と腰、長い手足
どこかで観たことあるはずだ
まるで松本零士の漫画に登場するヒロインそのままの容姿なのだ
ひょっとしたら松本零士の美女のイメージはここから来ているのかも知れない

本作はその彼女の息を飲む美しさだけでも観る値打ちはある

あき240