「のこのこと帰って参りました。」ネバーセイ・ネバーアゲイン　みつまる。さんの映画レビュー（感想・評価）

イメージが固定するのを嫌ってボンド役から降板したショーン・コネリーが華々しく復帰しました、と言いたいところだったが以前の精彩さは消え失せ、その姿は痛々しいばかりでした。
出番は少なかったけど、M役のエドワード・フォックスがクレイグ版のレイフ・ファインズよりも、渋くてスマートでカッコいいです。
世界的な名優であるマックス・フォン・シドー演じるブロフェルドは、う～ん…微妙。
また、お馴染みの「００７」のテーマ曲を著作権の問題で本作では使用出来なかったのも痛恨の極みでしたね。
だから若作りした老スパイが、しこたま暴れる「００７」とは別モノのアクション映画だと考えておいた方が無難でしょう。