トゥー・デイズ

劇場公開日:

解説

ある街で起こる殺人事件をきっかけに交錯する男女の2日間の人間模様を描いた群像劇。監督・脚本は「セカンド・チャンス」(83、脚本)『NYナイトハンター 女子学生殺人事件』(V、93、監督)、「タービュランス 乱気流」(脚本)などのジョン・ハーツフェルドで、彼の劇場映画デビュー作。製作はジェフ・ウォルドと「ロッキー3」のハーブ・ナナス。製作総指揮はキース・サンプルズとトニー・アマテュロ。撮影は「ターミナル・ベロシティ」のオリヴァー・ウッド。音楽は「アンダーワールド」のアンソニー・マリネリがスコアをつとめ、音楽監修をアンドリュー・レアリーが担当。美術はキャスリン・ハードウィック。衣裳は「ザ・エージェント」のべッツィ・ハイマン。出演は「クラッシュ」のジェームズ・スペイダー、「訣別の街」のダニー・アイエロ、「アナコンダ」のエリック・ストルツ、「グース」のジェフ・ダニエルス、「ヘブンズ・プリズナー」のテリー・ハッチャー、「ネイキッド」のグレッグ・クラットウェル、「ゲッティング・イーブン」のグレン・ヘドリー、「ニック・オブ・タイム」のマーシャ・メイスン、「マイアミ・ラプソディー」のポール・マザースキー、「すべてをあなたに」のシャーリーズ・セロンほか。また、キース・キャラディン、ルイーズ・フレッチャーらが特別出演。

1996年製作/104分/アメリカ
原題:2 Days in the Valley
配給:ギャガ・コミュニケーションズ配給(アクロス提供)
劇場公開日:1998年2月14日

ストーリー

L.A.の裏街、サン・フェルナンド・ヴァレー。冷血漢の殺し屋リー(ジェームズ・スペイダー)は、ピザ屋の店員に落ちぶれていた中年の元殺し屋ダズモ(ダニー・アイエロ)を伴い、オリンピック万年4位のスキー選手ベッキー(テリー・ハッチャー)宅で、彼女を尋ねてきた前夫ロイ(ピーター・ホートン)を殺す。ベッキーが夫の愛人のヘルガ(チャーリーズ・セロン)を巻き込んで図った保険金目当ての契約殺人だったが、リーはヘルガと組んで保険金を奪い取る算段だった。翌朝、丘の上でリーにいきなり撃たれ、乗っていた車ごと消されそうになったダズモは防弾チョッキのおかげでからくも命拾いして脱出、丘の下の美術商アラン(グレッグ・クラットウェル)の邸宅に転がり込む。折り悪しく腎臓結石に苦しむアランを尻目に、嫌みな彼にもけなげに尽くす女性秘書スーザン(グレン・ヘドリー)となぜか意気投合してしまうダズモ。そこにやってきたのが、アランの異母姉で看護婦オードリー(マーシャ・メイスン)と、母の墓前で拳銃自殺しようとしたところを彼女に拾われた元脚本家兼監督のテディ(ポール・マザースキー)。夜になり、ダズモは4人を人質にドライブにくりだす。同じ頃、その日の昼間、血まみれのベッキーを見つけた殺人課刑事に憧れる売春捜査課のウェス(エリック・ストルツ)は、意気あがるままに勝手に捜査に乗り出してベッキー宅を再び訪問、保険金を奪いに来ていたリーと鉢合わせ。そこにベッキーと争って誤って撃たれてしまった瀕死のヘルガも現れる。リーは二人とも始末しようとするが、ヘルガは逃がれてハイウェイでダズモらと遭遇。ダズモはリーに復讐するべくベッキー宅へ駆けつけるが、リーは非情にもウェスを盾にして応戦。いきがかり上ついウェスを助けようとして失敗し、またもリーに銃口を向けられたダズモが死を覚悟した次の瞬間、銃声がしてリーは倒れた。撃ったのはテディだった。かくしてヴァレーの2日間は過ぎ、生き残った者の新たな日々が始まるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0目指せ!長野オリンピック!?

2023年5月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

悪い奴らは成敗、良い奴らはハッピーエンド、なら殺人課の刑事二人は可哀想、ダニー・アイエロは散々ながら二日間で善人ヅラには納得がいかない、あの金持ちは大柄なだけで人が良さそうだし助けたゲイの黒人も話に絡ませるべき、ジェフ・ダニエルズが一番関係のないキャラにも、群像劇として登場人物全てが巧く活かされていない中途半端な演出に広げた風呂敷を上手に畳めない不甲斐なさ。

無名のシャーリーズ・セロンが無駄に脱ぐ割に魅力が伝わらず、もう一人の女優さんの方が素敵に思えたり、ブルックリンでピザ屋のダニー・アイエロはスパイク・リー監督作『ドゥ・ザ・ライト・シング』へのオマージュか!?

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万年 東一

3.5意外に面白い

2018年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

期待してなかったけど、
脚本が練られててとても面白かった。
時間もコンパクトだし楽しめた。

特に驚きの展開はなかったけど、
殺し屋、女たち、映画監督、金持ちのいけ好かない男、
犬。
それぞれ別の人生を歩んでいたし、
歩むはずだったのに、
1つの事件から運命が絡みあって
ラストに向かって行く、一件難解そうなストーリーを
分かりやすくまとめた脚本はとても良かった。

収まるところに収まったラストと、
良いやつが良い思いをするストーリーは嫌いではない。

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奥嶋ひろまさ
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