天国の半分

劇場公開日:

解説

未来を予言する祖母に見守られて一人の女性が経験する不思議な半生の物語をファンタジックに描いた作品。製作はホセ・G・ハコステ。監督は本作が本邦初公開となる「庭の悪魔」のマヌエル・グティエレス・アラゴン、脚本はアラゴンとルイス・メヒーノの共同、撮影は「神経衰弱ぎりぎりの女たち」のホセ・ルイス・アルカイネ、音楽はミラドイロが担当。出演はアンヘラ・モリーナ、マルガリータ・ロサーノほか。

1986年製作/スペイン
原題:La Mitad del Cielo
配給:デラ・コーポレーション
劇場公開日:1990年12月22日

ストーリー

イベリア半島北部の山村、三人姉妹の末娘ロサ(アンヘラ・モリーナ)は流れ者の研ぎ師アントニオ(サンティアゴ・ラモス)と結婚するが、不思議な予知能力を持つロサの祖母(マルガリータ・ロサーノ)はきっと不幸になると予言する。予言は的中し、アントニオは盗みを働いて獄中死、なおかつ彼には既に妻までいたのだった。ロサは残された娘のオルビードと共にマドリードに出て、役人のペドロ(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)の家で働き始め、やがて彼女に好意を持ったペドロの援助で市場に店を開く。彼女を頼って出てきた祖母ら家族の者と暮らし始めたロサは今度はレストランを開業する。そんな彼女に言い寄る二人の男、ホアン(アントニオ・ビセンテ・バレロ)とデルガド(ナチョ・マルティネス)。情熱的なホアンの求婚に心を揺らすロサに対し、祖母から予知能力を受けついだオルビードはホアンは若死にすると予言する。祖母は既に山に帰ってしまっていたが、オルビードだけは彼女の声を聞くことができたのだ。しかしその姿もロサがホアンとの結婚をあきらめ、彼の婚約者との結婚パーティーがレストランで行なわれた日からオルビードにも見ることができなくなり、天国に一番近いあの山の上に消えていった。

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