劇場公開日 2017年8月12日

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「王道のカルト作品」デス・レース2000年 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0王道のカルト作品

2016年2月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

エロとバイオレンスにまみれたR・コーマン印のB級カルト作品。中二男子を夢中にさせる要素が、それこそぎっしり詰まっている。
アメリカ大陸横断レースに参加する世界各地の強者レーサーたちの乗るモンスター・マシーンがとにかくユニークだ。
空気抵抗なんてものは全く無視もいいところだし、カムフラージュすることもなく堂々と人殺し用の武器を搭載しているが、基本はあくまでも轢殺。
と言うのも、このレースのもうひとつのルールが、どれだけ一般市民を殺せるかというところにあるからだ。
しかも、性別や年齢によって加算されるポイントが違う。
病院の前では安楽死デーと銘打って、いらなくなったジジババが、古新聞や古雑誌の如くずらりと並べられている。
高齢化社会の現代では余りにもリアルすぎて、笑うに笑えないブラック・ユーモアだね、こりゃ。
『ロッキー』でブレイクする前のS・スタローンが、主人公のライバル役として出演しているのも見逃せません。

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みつまる。