劇場公開日 1965年4月1日

「帽子飛ばし」007/ゴールドフィンガー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0帽子飛ばし

2021年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 メキシコの革命を阻止するためラミレスの武器庫を爆破。その後の残務整理・・・って、女を盾にすんなよ(死ななかったみたいけど)。

 その後マイアミビーチでバカンスを楽しむボンドの前にCIAのフィリックス・ライターに会う。イカサマカードゲームをしているゴールドフィンガー氏の秘書ジル・マスターソンとお楽しみのところ、ボンドは何者かに気絶させられた。そしてジルは全身に金粉を塗られ殺され・・・

 アストンマーチンDB5とそのハイテク技術がいい。だけど前半でオシャカにしちゃいます(Qがちゃんと返せと言っていたのに・・・)。

 姉の復讐のため乗り込んだ女性はすぐ殺されちゃうし、ボンドは捕まってばかりだし、どうなることかとヒヤヒヤして観てました。女性パイロットたちの無表情さも怖いし、オッドジョブ役のハロルド坂田が強すぎますよ。彼の帽子投げは冒頭に出てくるマネーペニーの帽子掛けにもリンクして興味深いです。「帽子飛ばしなら俺だってーー」てな感じのボンドももちろん良いですね。

 60年代はまだ金本位制。それを利用して金の密輸を企てる悪党ゴールドフィンガー。アメリカの金がすべて集まってるというフォートノックスをターゲットにしていたが、殺人ガスデルタ9を撒き、その上核物質を撒き、放射能汚染させ金価格を高騰させようという計画。おぞましい!

 そしてスカっとするのが終盤のどんでん返しやデジタル表示が007で止まるところ。

kossy