Zのレビュー・感想・評価
全3件を表示
ギリシャの軍時政権下の暗殺事件を扱っています。
暗殺される議員をイヴ•モンタン、事件を取り扱う予審判事をジャン=ルイ•トランティニャンが演じています。
暗殺に至るまでの不穏な雰囲気が良く出ていて、ドキュメンタリーのよう。
職務に忠実であろうとする予審判事ですが、事件に迫るほど疑念が湧いてきます。
やがて、予審判事にも圧力がかかり始めますが、彼のとった行動とは•••。
現代にも通じる重いテーマを、印象的な音楽と共に描いている秀作です。
殆どTV放映されないので、見る機会があればぜひオススメします。
ジャン=ルイ•トランティニャンは「男と女」が有名ですが、個人的にはこちらの役の方が気に入っています。
コメントする (0件)
共感した! (1件)
真摯に皮肉を極めた映画
中学生で初めて観て、政治に興味を持つキッカケになった。
最後の思いっきりな皮肉は現代の日本にも通用する普遍的な切れ味。
監督コスタ=ガヴラスの息子も天才的な映像作家でこれからも注目していきたい。
熱い時代の思い出が
軍政批判をベースに小気味の良いテンポのサスペンスドラマ。
さらに頭から消えないミキステオドラキスの音楽。後日そのレコードを探しましたが‥。(インターネット時代になってようやくmp3音源を手に入れました)
当時好きなフランスの俳優が多数出てました。
ギリシャが軍事政権時代の話。今考えればお隣韓国も同じようなもんでした。冷戦下、弱小国は軍政で国を維持するしかなかったのでしょう。
全3件を表示