スモーク

劇場公開日:

スモーク

解説

ニューヨーク、ブルックリンの小さな煙草屋を舞台に繰り広げられる人間模様を、それぞれの真実と嘘、現在と過去を交錯させながら描いた群像ドラマ。現代アメリカを代表する作家ポール・オースターの短編「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」を原作にオースター自らが脚本を手がけ、「ジョイ・ラック・クラブ」のウェイン・ワン監督がメガホンをとった。ブルックリンの片隅で煙草屋を営むオーギーは10年以上にわたり、毎日同じ場所で同じ時刻に写真を撮影している。煙草屋の常連客である作家ポールは、数年前に妻を亡くして以来、スランプに陥っていた。ある日、ポールは路上で車にひかれそうになったところをラシードという少年に助けられ、彼を2晩ほど自宅に泊めてあげることに。その数日後、ポールの前にラシードの叔母だという女性が現われ……。店主オーギー役を「レザボア・ドッグス」のハーベイ・カイテル、常連客ポール役を「蜘蛛女のキス」のウィリアム・ハートがそれぞれ好演。第45回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員特別賞)を受賞し、日本でもロングランヒットを記録した。2016年12月、デジタルリマスター版でリバイバル公開。

1995年製作/113分/PG12/アメリカ・日本合作
原題:Smoke
配給:アークエンタテインメント
劇場公開日:2016年12月17日

その他の公開日:1995年10月7日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1995 Miramax/N.D.F./Euro Space

映画レビュー

4.5ポール・オースターの世界観を見事に映画化 ハーベイ・カイテルの渋さも妙味

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館

米ニューヨークのブルックリンの小さな煙草屋という設定が、なんとも粋である。
いま、このご時世では煙草屋って街でほとんど見かけなくなったが、かつては自販機で買えない世界の珍しい煙草を扱う店が大きな町には必ずあった。
ある種、交流の場でもあった煙草屋を舞台にしているのが、作家ポール・オースターの短編「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」。これを原作に、オースター自ら脚本を執筆し、ウェイン・ワン監督がメガホンをとった。
ハーベイ・カイテルが演じた煙草屋店主オーギーは、10年以上にわたり毎日同じ場所、同じ時刻に写真を撮影している。その写真から、小さな奇跡が起こり……。そのくだりは、陳腐な表現になってしまうが、とても素敵だ。また、ウィリアム・ハートの芝居も作品世界を優雅に漂っていて秀逸である。

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大塚史貴

3.0思ってたのと全然違かったし、 とても不思議な話だった

2023年12月28日
iPhoneアプリから投稿

思ってたのと全然違かったし、
とても不思議な話だった

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JYARI

5.0William, it was really nothing

2023年12月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

20年以上前にDVDかVHSビデオのレンタルで観たことあったが、初めて映画館で観て、メチャクチャ良かった。
やっぱ家のテレビと集中できる映画館では全然違う。

ハーヴェイ・カイテルとウイリアム・ハートの演技合戦の様相で、どっちも長回しで撮りまくってるけど、ハーヴェイの方に軍配は上がってるかな。
まあ、勝負つけても意味ないんだけど。
ハーヴェイ・カイテルの一番の代表作でしょうね。

エンドロールのSmoke gets in your eyesのカバーがが作品をきっちり締める。
酔いどれトム・ウェイツの2曲もイイ場面で使われていて、きっちり引き締めてる。

恵比寿ガーデンシネマができた当時、ココ単館で9万人動員したらしい。
せっかくなので2回目のリニューアルしたYEBISU garden cinemaの1週間限定上映で観たかったけど、時間が合わずにイブとクリスマスの2日限定上映の池袋の名画座で鑑賞。

スクリーンで観ておいて、良かった。

20231225 新文芸坐

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デビット・ボーイ

4.0来年もクリスマスの時期に観よう💛

2023年12月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

クリスマス映画を観よう2023-その①

YEBISU Garden Cinemaにて
クリスマス映画として(?)1週間の特別上映中。それで初めて知った映画。
ポスターに書いてある「たった1館で上映し、9万人を動員した」のがYEBISU Garden Cinemaだと知って感じたこの聖地巡礼感ww

>今も愛され続ける不朽の名作。本作が公開されたのは、今から27年前の1995年10月。恵比寿ガーデンシネマで25週にわたるロングラン上映を果たし、たった1館で9万人も動員。その後、日本中で大ヒット。<

タバコと葉巻を取り巻く人達の群像劇。
なに何?どーなるの??ナンバリングされて次々と紹介されてく人達がこの後どう終着するの??そもそもこれってクリスマスの話でもなくない??疑問はいっぱい、でも楽しいご近所さん、面倒見の良い大人達、そんな優しさで溢れた世界の物語にクリスマスシーズンに浸るのもまた一興💜

最後の最後になってやっと「だからこれがクリスマス映画なのね🎄」と納得。

えっ?続編があるの??
観なきゃ!

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らまんば
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