劇場公開日 1997年3月22日

「David Shines」シャイン everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0David Shines

2016年3月31日
iPhoneアプリから投稿

"to survive undamaged."
天才ピアニストの半生。
題材となった御本人の協力があったということは、内容的に納得されているbiographyなのでしょう。

今風に言う猛毒親父の支配的な愛情と独善主義、勝たなければ意味がないといった価値観の植え付けにより、追い込まれ精神を病む主人公から発せられる強迫観念が痛々しいです。成人になった彼の、非常に聞き取りにくい言葉に周囲が耳を貸すのは、子供そのものの純粋さと無邪気さに混ざって、その中に人生の真実が含まれているからなのでしょう。ライバルの成功を妬む所か絶賛し、周囲を分け隔て無く愛しています。精神を病んでも、彼の純真な心は"undamaged"です。最後は泣けました。

"Whiplash"のような鬼教官は出て来ないけれど、情熱的な演奏には、ある種の狂気が必要なのかと。

everglaze
こころさんのコメント
2020年8月9日

映画好きではありますが、映画通ではないので、気付き含む色々となるほど🤔と思う事が少なくないです。(というか、多い。)

こころ
こころさんのコメント
2020年8月8日

コメントを読んで、幾つかのシーンが蘇ったりしますよね。観て良かったと感じた作品は、他の方の感想も気になります (^^)

こころ
こころさんのコメント
2020年8月8日

コメントへの返信、有難うございます。見逃さなくて良かった、そんな映画でした。心からの微笑みっていいですね。

こころ
こころさんのコメント
2020年8月7日

everglaze さんの「最後は泣けました」を読んで、録画予約しました (^^)
いい作品でした。

こころ