「1+1=?」シティヒート みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
1+1=?
70年~80年代の男性アクション映画の二枚看板だったイーストウッドとレイノルズの初顔合わせに、当初は心と体が一緒になって小躍りしたもんだが、いざ蓋を開けてみると極端にイーストウッドの出番が少なくて残念だった。
これがもし気心の知れたドン・シーゲル監督であれば、イーストウッドの出番はもっと増えていたかもしれない。
レイノルズが演じていたのが女にモテるチャラい私立探偵であり、一方のイーストウッドは普段は堅物で通っているが、一旦ブチ切れると銃身の長い銃をブッ放すようなアブない刑事を演じていた。
本人による「ダーティハリー」のパロディなんだろうね、これ。
と、ここまでは二人の俳優の特性がそれぞれのキャラによく表れていたように思う。
だけど、イーストウッドが怒ると右目をピクピクと痙攣させるギャグ?がイマイチ面白く感じられなかったと言うか、変にしつこく感じられた。
結局、笑いもアクションも最後まで中途半端な作品になってしまった。
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